本製品は「切梁式二重締切工の設計計算」の全ての機能を継承し、下記内容に対応しています。
主なバージョンアップ
- 図面作成に対応しました。
- 偏圧が作用する場合の安定計算に対応しました。
- 設計要領第二集平成18年5月 に対応しました。
- 土木学会平成18年(2006年制定トンネル標準示方書 開削工法・同解説 土木学会)に対応しました。
- 鋼製支保工の材質として「SM490」に対応しました。
- 慣用法で計算した変位、断面力などの計算経緯(構造力学計算) を出力できるようにしました。
- 層ごとに水平方向地盤反力係数を直接入力できるようにしました。
- 岩盤層の設定が可能となり、設定された岩盤区間内の慣用法の断面計算用主働土圧について、「土圧を考慮しない」「一定の強度とする」「低減する」の指定ができるようにしました。
主な改訂内容
掘削底面関連
- ヒービングの検討において、「仮設指針の方法」「建築学会修正式の方法」の時に、すべり半径の最大値を掘削幅に設定できるように改善しました。
- 仮設指針のヒービング照査で、安定数は上載荷重を考慮するか否かの計算スイッチに従うが、ヒービングは常に考慮するように改善し、デフォルト値で仮設指針(P.83、P.84)に対応できるように改善しました。
- ボイリングのテルツァギー(鉄道標準)の計算式において、鉄道総研正誤通りに b=0.28-0.0028hw を 0.27+0.0029hw に修正しました。
- 鉄道標準のボイリング照査でλ(三次元効果に対する補正係数(一般には1.25))を任意に変更できるようにしました。
- ヒービングの安定数の計算結果出力にて、Nbaの表記を「必要安定数」から「安定数の許容値」に変更しました。
支保工関連
- 切ばり火打ち、隅火打ちで合成応力度結果が正しく印刷処理されないケースを対策しました。
- 中間杭の支持力を仮設指針P.71「プレボーリング工法のモルタル充填」に対応しました。
- 支保工の設計条件の印刷において、入力項目の出力順序を実際の入力と極力合わせるようにしました。
- 火打ちの『軸力分担幅』は誤解を招く可能性があるので、『軸力分担幅算出用』という言葉に変更しました。
- 中間杭の根入れ長が短い場合に、「中間杭第1部材の支持力の検討でエラーが発生しました。定義された地盤の層厚合計が不足しています。」という不適切な制御メッセージが表示されるので「中間杭第1部材の支持力の検討でエラーが発生しました。中間杭の根入れ長が短いために、上方に4Dが確保できません。」に改善しました。
- 計算結果一覧表に中間杭の支持力の結果が印刷されない不具合を修正しました。
- 設計条件の印刷で、火打ちの鋼材長に実際に使用していない重数部分は印刷しないようにしました。
その他
- [使用鋼材No.]エディットボックスの横に[編集]ボタンがある入力形態の箇所で、[使用鋼材No.]エディットボックスのヒントとして鋼材名称を表示するように改善しました。
- 鋼材登録プログラムで、各鋼材データ入力をカットアンドペースに対応しました。
主な修正内容
- 前壁のエラーであるのに「右壁」とエラーメッセージ(掘削底面位置が背面側地表面天端以上になっています)が表示される不具合を修正しました。
- 設計条件の基本データの印刷で、「掘削幅」および「掘削延長」を印刷する表の罫線がずれていて、Word出力などをした場合に不適切となる不具合を修正しました。
- [隅火打ち材]ダイアログで、鋼材長(座屈スパン)に0.0を入力してもダイアログが確定終了できてしまう不具合を修正しました。
- 「平面(支保工)ダイアログ切ばり間隔生成ルール」のヘルプ記載で、L:延長(支保工位置を入力する壁が左右壁の場合でBx、前後壁でBy)は、L:延長(支保工位置を入力する壁が左右壁の場合でBy、前後壁でBx)に訂正しました。