■3DVRソフトウェアにおけるオープンデータの活用
■3DVR浸水ハザードマップ
電子国土Webから読込んだ地形、プラトーなどのオープンデータから建物情報を取り込み、ベース空間再現。浸水氾濫・津波などの高精度な解析シミュレーション結果と連携して、VR Design Studio UC-win/Road(開発:フォーラムエイト)で、可視化しています。これにより、防災教育や避難訓練などにおいて、わかりやすい避難誘導説明を実現することが可能となっています。また、作成データは、Webで閲覧できる3DVRデータとしても公開可能で、全体俯瞰、避難場所の位置、浸水前後の様子を様々な視点から確認することが可能となっています。
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全体俯瞰(左上)、水位表示(右上)、避難所表示(左下)、浸水範囲・浸水深の表示(右下) |
■3DVR土砂災害(土石流)ハザードマップ
電子国土Webから読込んだ地形や、測量データを取り込んだ地形の3DVR空間をベースに、京都大学大学院農学研究科で開発された「土石流シミュレータ(Kanako)」をソルバーとして解析された土砂災害(土石流)の結果をVR Design Studio UC-win/Road(開発:フォーラムエイト)で、可視化しています。
解析においては、土石流災害の防止・軽減策の有効な手段の一つとして考えられる、砂防堰堤の設置効果も検討することが可能です。また、3DVRによる可視化やWebでの公開により、危険度が高い区域については、事前シミュレーションによる情報伝達や警戒避難体制の整備、地域住民への危険の周知を図ることも可能となります。
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土石流解析結果の可視化 |
VR推進協議会においても、今後これらを活用したVRプラットフォームの整備を順次進めてまいります。
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