■日本におけるCityGMLを活用したオープンデータについて
日本でも、2020年12月に国交省が公表したProject“PLATEAU”プラトーがあり、3D都市モデルを、都市のDX、デジタルツインとSociety5.0を実現するために不可欠な要素技術として位置付けています。2021年3月時点では、Webブラウザのビューアで格納データが閲覧できます。東京23区をはじめとする全国約50都市を対象に3D都市データが順次整備され、2021年4月以降にはデータのダウンロードや、データ仕様書の公開が予定されています。
公開されている3D都市モデルは“CityGML2.0”という形式を採用しており、これは地理空間情報の国際標準化を行う団体であるOGC(Open
Geospatial Consortium)が国際標準として策定した標準フォーマットとなります。建物・街路等のオブジェクトの形状・名称・種類・建築年などの情報が属性として定義され、このベースデータにさまざまなインフラ整備計画や都市活動の各種情報を重ね合わせることで、都市計画のプランニングやシミュレーション・分析などが可能です。
VR推進協議会においても、今後、これらを活用したVRプラットフォームの整備を順次進めてまいります。
|