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 サポートトピックス・FEM FEMLEEG

切断面指定による要素分割
(その2)

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前回、切断面を指定して、その切断面で要素を分割する操作につ いて説明を行いました。


図1 切断面による分割

ただし、この状態ではモデル下部に他要素に比べて小さなPENTA要素が生成されていますので、さらに切断面要素分割を使ってモデルを修正する方法を紹介いたします。

切断面分割の実行

下図のモデルで、左端の1メッシュ部分にテーパーをつけるメッシュ分割を考えます。


図2 メッシュ分割位置

2節点の中間に節点を生成するには[生成]-[交点]で「対象:点と 点」を実行します。


図3 生成-交点による中間点生成

再度、 [変更]-[要素変更]-[分割]の切断面でメッシュ分割を行います。


図4 切断面によるメッシュ分割

切断面分割の注意点

切断面による要素分割で、切断面が向かい合う辺を分割する指定や、辺とコーナ点を分割する指定はOKですが、隣り合う辺を分割する指定はNGとなります。



これは、分割された形状が有限要素法には存在していない形状になるためです。分割後の形状が3角形/4角形(3次元の場合は3角柱/直方体)となるように切断面を指定してください。

2次元ブロックの結合による3次元要素生成

次回は切断面分割で不要になった要素を削除して、斜めになった断面に2次元ブロックを生成、そのブロック同士を結合して3次元メッシュを生成する方法を紹介いたします。


図5 分割後のモデル

(Up&Coming '22 秋の号掲載)

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