質の高い公共交通
メルボルン空港から市内へは約20km。スカイバスの車内はWiFi完備。2階建ての大型バスでシティ西端のサザンクロス駅まで行き、小型バスに乗り換える。小型バスは、滞在ホテルまで送迎してくれる。
最も有名な公共交通はトラム(路面電車)。路線網は250km、系統数は25、駅数は176と、世界最大規模だ。低床式の新型車両もレトロな旧型車両も楽しめる【図4】。尚、CBDを走るトラムは2015年元旦よりFree
Tram Zoneとして、すべて無料になった。
図書館とビジターセンター
1854年にオープンした、今なお現役のビクトリア州立図書館。蔵書数150万冊。1854年といえば、日本は日米和親条約を結び鎖国が終わった年。大阪・中之島図書館は1904年オープンでこちらも長い歴史がありながら未だに現役であるが、メルボルンの図書館はさらに50年先輩。夜になるとライトアップされ、大勢の人が図書館前の広場でくつろぐ【図5】。
CBDの南端に位置する、フリンダース・ストリート駅の向かいにあるのが、フェデレーション・スクエア【図6】。特徴的な意匠であり、一年中を通じてイベントが開催される中央の広場を囲むように、施設が点在している。LAB architecture studio設計。ビジターセンターに入れば、メルボルン、そして、ビクトリア州に関する観光や街の情報を得ることができる。パンフレットの充実ぶりがすごい。 |