夜8時から「世界の果てからこんにちは」を観覧したが、何と、800席ある屋外劇場は満席であった【図6】。日本の繁栄と没落の歩みを風刺的に描いた作品。劇の進行に合わせて、真っ暗闇の中に花火が打ち上げられるなど、背景の山なみまでを取りこんだ、屋外劇ならではの演出。想像以上に壮大なスケールであった。終わるや否や、観衆から惜しみない拍手がわき起こった。そして鈴木氏のお声掛けで、来賓を交えての鏡割り。そして観衆も舞台に降りて、俳優やスタッフと交流できる。主客一体。
利賀芸術公園のグルメ館は、サマー・シーズン期間中「天空と星空のシアターヴィレッジ」として、地元の食やジビエ料理(熊汁)、バー(地ビール)が深夜まで営業されているのがうれしい【図7】。「世界の果てからこんにちは」の余韻に浸りながら、新たに出会えたメンバーと談笑することができた【図8】。
利賀村では、会場に用意されたテントに宿泊。テントは地面に直張りではなく、地面の上に板を一枚敷いてあるので、湿気感がなく、寝心地はかなりヨカッタ。最近はやりの、グランピングというカテゴリーに含まれるのだろうか。 |