サンパウロへ
ブラジル・サンパウロへ。人口は2036万人。ブラジル、南アメリカ、そして、南半球で第1位の都市である。ウェンデル・コックスらにより作成された世界の都市的地域(400人/m2以上の人口密度を有する、建物が連続する地域)によれば、サンパウロは7位である(2020年)1)。日本からみて地球の裏側にあたり、時差は12時間。太陽は東から上がるのは日本と同じだが、北を回って、西に沈む。よって影は南側に落ちることになり、方向感覚に狂いが生じてしまう。訪問した7月の季節は冬。実は、サンパウロに来る直前はギリシャのVRサマーワークショップに参加していたのだが、ギリシャとサンパウロの気温差は15℃近くもあった。
ブラジルの公用語はポルトガル語。多くの方にとって英語は不得意なようで、筆者はポルトガル語が全然ダメ。そこで、ホテルでもフロントスタッフとGoogle翻訳画面を使いながらポルトガル語から英語に翻訳した文章でやり取りする場面も。一方で、英語がネイティブでない人には寛容な街だと感じた。
サンパウロは日本との縁がとても深い都市でもあり、中心部のリベルダージという場所には日本人街が形成されている。そこには、鳥居があり、大阪橋があり、日本食がある【図1】。日曜日になると、サンパウロ市内のお店は閉まるそうだが、丁度七夕祭りの季節ということもあってか、リベルダージには多くの露店が並んでいた。
|