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フォーラムエイトは2019年8月9日にSDGsミッションを公開し、ソフトウェア開発を通したSDGs貢献についての方針と活動内容を発表しました。さらに、デジタルツインを展開するメタバニアF8VPS(フォーラムエイト メタバース)や完全クラウドのUC-1 Cloud自動設計の開発・提供などに伴い、SDGsミッションの内容を順次更新・拡張しています。 第22回 ドローン計測サービスとSDGsへの貢献 ドローン計測サービスの提供 フォーラムエイトでは、「ドローンスクールなんば」を通じて、ドローンに関する知識や技術を基礎から学べる環境を提供しています。これからドローンを始めたいという方から、業務での活用を視野に入れた実務者の方まで、幅広いニーズに対応し、資格取得のためのサポートも行っています。 ドローンスクール大阪なんば また、フォーラムエイトはドローンを活用した計測サービスも提供しています。取得したデータをもとに地形や構造物の状況を把握することで、作業にかかる手間と時間を大幅に削減しながら、正確で豊富な情報を得られるようになります。 これは、現場の安全性向上や業務効率化を支援する上で大きく貢献するものであり、SDGsの達成にもつながる取り組みです。 安全な作業環境と持続可能なまちづくりへの貢献~SDGs目標8, 11への貢献~ 作業現場の安全性を高める取り組みの一例として、橋梁や高所にある構造物の点検にドローンを活用するケースがあります。作業員が危険な場所に立ち入る必要がなくなるため、現場の負担が軽減され、安全の確保にもつながります。 さらに、ドローンが取得する高精度な映像や測量データにより点検作業にかかる日数を短縮でき、工程の見直しやコスト削減の効果も得られます。 ドローン計測によってインフラ維持管理の効率化が進むことで、災害に強く、より住みやすい都市基盤の構築が可能になります。 ゴルフ練習場の空撮点検 再生可能エネルギーと技術革新への寄与~SDGs目標7, 9への貢献~ ドローンによる点検技術は、太陽光パネルや風力タービンといった再生可能エネルギー設備にも活用されています。広範囲に設置された機器の状態を、安全かつ効率的に確認できる手段として、利用が進んでいます。 都市空間の3Dモデル化にも、ドローンの活用が広がっています。ドローンで取得した点群データをフォーラムエイトの3DVRソフトウェア「UC-win/Road」などに取り込めば、大規模な3Dバーチャル都市空間を容易に構築できます。 このようなデジタル環境は、防災、インフラ整備、交通計画など、さまざまな分野での検討やシミュレーションの基盤となります。
おわりに ドローン計測サービスは、現場の安全確保や作業効率の向上にとどまらず、社会課題の解決にも貢献する技術です。 フォーラムエイトは今後も、このような技術とSDGsの理念、そして現場のニーズとを結びつけながら、持続可能な社会の実現に向けて取り組みを進めていきます。 |
(Up&Coming '25 盛夏号掲載) |
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