フォーラムエイトは2019年8月9日にSDGsミッションを公開し、ソフトウェア開発を通したSDGs貢献についての方針と活動内容を発表しました。さらに、デジタルツインを展開するWebプラットフォームシステムF8VPS(フォーラムエイト・バーチャルプラットフォームシステム)や完全クラウドのUC-1 Cloud自動設計の開発・提供などに伴い、SDGsミッションの内容を順次更新・拡張しています。 第17回 メタバースが実現する持続可能社会――就労支援プラットフォーム メタバースの力で社会問題に挑む フォーラムエイトは、持続可能な社会の構築に貢献すべく、ソフトウェア開発企業の立場から多種多様な取り組みを行っています。 そのひとつとして今回は、現在進行中の「メタバースを活用した就業・社会参加支援プラットフォーム*」プロジェクトをご紹介いたします。 対象としているのは、ひきこもりなど、さまざまな事情のために現在働くことができていない(現在の一般的な労働環境では働きにくい)方々です。メタバースやAIの可能性を最大限に活用することで、そうした方々の就労のハードルを軽減し、新しい形での社会参加を後押しすることを目的としています。 この取り組みは、少子高齢化に伴う労働力人口減少の問題や8050問題といった社会課題の解決に寄与し、「8. 働きがいも経済成長も」「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」「10. 人や国の不平等をなくそう」といったSDGsの目標達成にも貢献できると期待されています。 * 本プラットフォームは、(一財)機械システム振興協会の開発事業として(一社)ソフトウェア協会の主導で行われた戦略策定事業において構想されたものです。フォーラムエイトは技術面・運用面における中心的存在として事業を牽引しました。 AIで広がるコミュニケーションの世界 メタバース空間内では、就労者と企業の担当者がやり取りをして業務の受発注や進捗管理を行います。コミュニケーションに立ちはだかる壁をAI技術などによってカバーし、円滑な業務ができるようサポートします。 【プラットフォームの特長】
メタバース内でのコミュニケーションのイメージ AIによるメッセージ自動変換システムのイメージ なお、メタバースの基盤として、F8VPS(フォーラムエイト バーチャルプラットフォームシステム)が使用されています。 まとめ ここで構想されているシステムは、今後、実証実験とその成果を踏まえて、システムの改善や実運用に向けた取り組みを進めていく計画です。どうぞご期待ください。 |
(Up&Coming '24 春の号掲載) |
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