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豊田工業高専でデジタルツイン講義開催

豊田市×フォーラムエイトが推進する持続可能なまちづくり

フォーラムエイトは2月10日、豊田市と協力し、豊田工業高等専門学校(豊田高専)でデジタルツインに関する講義を実施しました。本講義は、次世代の技術者を育成し、デジタル技術を活用した持続可能なまちづくりを推進することを目的としています。

今回の講義には、豊田高専環境都市工学科の4年生34人に参加いただきました。はじめに市職員が豊田市におけるインフラ整備の最新事例を紹介し、オンライン手続きの導入や都市モデルの整備など、デジタル技術を活用した行政の取り組みについて説明しました。続いて、フォーラムエイト執行役員の新田純子が登壇し、デジタルツインの活用による持続可能なまちづくりについて講義を行いました。都市計画や防災、交通管理におけるデジタルツインの具体的な活用事例を紹介し、シミュレーション技術の利点や今後の展望について詳しく解説しました。学生たちは、最新技術の可能性に強い関心を寄せ、質疑応答では多くの質問が飛び交いました。

参加した学生からは、「技術者の先輩方の活躍を知ることができ、将来のキャリアを考える良い機会になった」「日本の街づくりを世界に誇れるものにしたい」といった前向きな声が聞かれました。

また、市職員からは「今後もこのような取組を進めていきたい、これをきっかけとして豊田市役所に就職する人材が出てくると嬉しい」と今後の展望を語りました。

フォーラムエイトは、今後もデジタルツイン技術の普及と次世代の技術者育成を支援し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

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受賞記念オンラインセミナー「住民主体の渋滞シミュレーション」開催

3DVRシミュレーションコンテストオンクラウド優秀賞受賞を記念し開催

昭島渋滞シミュレーション製作委員会は1月11日「住民主体の渋滞シミュレーション」と題してオンラインセミナーを開催しました。

取組みの概要や参加した住民へのアンケート調査結果を紹介し、環境アセスメントやまちづくり、環境学習などにおける意義について活発な意見交換が行われました。

昭島渋滞シミュレーション製作委員会とは、東京都昭島市の住民有志らで組織され、住宅地での大規模物流センター建設計画による交通や景観への影響を調査し、VRシミュレーションを使って可視化、動画配信や街頭投影などを通じて、広く住民とのコミュニケーションに活用しています。

この取組みは、2024年11月、「第23回3D・VRシミュレーションコンテスト・オン・クラウド」(主催:株式会社フォーラムエイト)において、審査員や一般投票者の高い評価を得て、準グランプリを受賞しました。

参加された方からは、「自分たちのやってきたことが整理され、可視化されたことが良かった。これから他の地域や事例にも応用できるのではという可能性も見えた。」、「GLP開発の問題だけで無く、シミュレーションを活用した市民運動の可能性について周知したい。」、「環境アセスメントに限ることなく、住民参加が望まれる様々な場面で参考になる取組だと思う。」など、シミュレーションを活用した市民運動についてや、今後の展望など多くの感想をいただきました。

また、活用ソフト「UC-win/Road」に対する質問、要望もセミナー内で寄せられました。

フォーラムエイトは、今回のセミナーでいただいたご意見、ご要望をもとに、シミュレーション技術の向上と、住民主体のまちづくりに資するサービスの提供を今後も精力的に行ってまいります。

第23回 3D・VRシミュレーションコンテスト・オン・クラウド 優秀賞

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次世代IT技術マスター 第2期 実施報告

厚生労働省 教育訓練事業採択プログラム


120時間(必修+選択)の講座で構成

フォーラムエイトでは2024年6月~11月に、厚生労働省採択の教育訓練プログラムとして、最新のIT知識・スキル習得により正規雇用を目指す受講者を対象とした「次世代IT技術マスター講座」の第2期を実施いたしました。

講座は受講者全43名でスタート。「メタバース」「AI」「ドローン」の3分野を中心とし、IT人材としての競争力となり得る最新情報技術の基本と実践的な知識・スキルの体系を習得可能情報技術の基本であるソフトウェアとハードウェアの双方を網羅することで、幅広い応用にも対応した実践的で応用性の高いカリキュラムを用意。ほとんどすべての講座についてオンデマンド教材を提供し、リアルタイムで参加できなくても自己学習によるレポート提出で履修可能とするなど、受講を継続しやすい工夫を行いました。

新しい技術への興味関心が高い中でも最も人気だったドローン分野は、民間技能証明の取得に向けて必要となるドローン操縦時間としても登録可能な実習とし、就業に結びつく資格取得も視野に入れた内容で構成。41名中28名が受講しています。

このようなバラエティに富んだ課題を、受講者の関心や都合に合わせて学習できる体制にしたことで、修了者を増やすことに繋がり、受講者の意欲やチャレンジが感じられる結果となりました。


講座の受講状況

第2期受講者41名のうち、男女比では女性がやや多く、年齢的には男女ともに40代が最も多くを占めました。また、受講者の居住地域は、関東・関西圏が約半数を占めており、地方都市の居住者も西日本を中心に約半数となっています。オンラインやオンデマンドでの受講形式であることから、各地からの参加者を募ることができたと考えられます。


受講者の就業活動をメタバースで支援

この講座では、受講者の正規雇用を最終目標としており、メタバース事務局による就業関連の情報提供や業務委託募集、就業希望のヒアリング、面談など、講座中に様々なフォローアップを継続。講座期間中に、就業に向けた実践的なビジネス特別講座、講座参加者同士の就業に関するお悩み相談会なども開催して、受講者の就職活動をサポートしました。

講座そのものだけでなく、これらの取り組みにもメタバースを活用することでことで、遠隔コミュニケーションをより強化し、学習内容の理解を深めると同時に、就業支援においても一定の効果があったことが期待されます。

講座情報や相談窓口の案内などで就業を支援


講座修了者の状況

講座の修了要件は、120時間中7割の受講かつ認定試験で8割以上の得点を獲得することを基準としており、1回目の受験で基準に届かない場合は復習を促し、試験内容に関する補習レポート提出をもって、修了とみなしています。最終的に、受講者41名中27名が受験し、うち23名が要件を満たしての修了となり、認定証を発行しました。このうち、選考途中も含み7名が就業しており、今後も、この講座で学んだ内容を生かして、各自が就業に取り組んでいきます。


今後の展望

フォーラムエイトでは本講座での経験や課題もふまえて、開発した訓練パッケージを更新しながら、今後も自社のセミナーや教材などを発展させていきたいと考えています。同時に、教育訓練のプラットフォームとしてのメタバースの機能を拡張し、より効果的な学習や、受講者フォローのためのコミュニケーションを実現していきます。

(Up&Coming '25 春の号掲載)




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