人口約14万6千人、フィンランドで6番目に大きな都市。人口の約3分の1を学生が占める。年中、数多くのイベントが開かれSectoRally Finlandもそのひとつ。ヘルシンキから北に約270km 車で約3時間(高速道路 E75)、鉄道で約3時間(人気が高い)、バスで3~4時間。
Vanhankirkontie 9, 41900 Petäjävesi
1763年から65年に中央フィンランドの農民たちの手によって建てられた木造教会。北欧の木造教会建築と丸太組工法の優れた例として1994年にユネスコ世界遺産に登録された。保存状態がよく、ほぼ建設当時の姿のまま残っている。夏期中心に礼拝、結婚式、洗礼式、コンサートがおこなわれている。夏期は毎日開館、冬期は事前予約で見学可能。床を守るため、見学者は入り口で布製の靴カバーを履いて中に入る。
村の大工さんや職人さんが彫ったという、聖人、使徒、天使の前では素直になれそうな気がしませんか
道路から少し入るとすぐに湖、森林があらわれる。おもわず深呼吸したくなるフレッシュな香りに満たされ、健康になった気分。
Tikkakoskentie 125, 41160 Tikkakoski
ホールのメイン展示は、1918年の内戦から21世紀初頭までのフィンランド空軍の歴史が紹介されている。平和教育、エンジニア、航空マニア、様々な視点から楽しみ、学べる博物館。
Alvar Aalto katu 7, 40600 Jyväskylä
Aalto2ミュージアムセンターは、アルヴァ・アアルトが設計した2つの建物、アルヴァ・アアルト美術館、中央フィンランド博物館と新しく設けられた増設棟で構成されている。アアルトの建築とデザイン作品、フィンランドの文化や歴史を紹介する。建築、デザイン、文化遺産が融合する、ユニークな文化的ハブとして機能している。
建築、都市計画、家具などの設計プロセスを通して、アアルトの生涯にわたる仕事を深く掘り下げて紹介。
アアルトの建築遺産、スケートボードカルチャー、ラップ、ヒップホップを組み合わせた展覧会。
中央フィンランドの持続可能な都市計画とモビリティを推進するために、グリーン水素発電が、日常生活でどのような役割を果たすかを、子どもたちにも分かりやすく解説。
主催 :ユヴァスキュラ市、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team、中央フィンランド・モビリティ財団が主催している展覧会。
Väinönkatu 7, 40100 Jyväskylä
内部の見学は事前予約。現在もコンサートやイベントなど多目的施設として活用されている。アアルトがユヴァスキュラに事務所を設立して初の大仕事。額縁でふちどられた窓、バルコニーなど新古典主義的の影響が強く見られる。玄関扉の取っ手は騎士の剣がモチーフ。雨よけにもなっている。
アルヴァ・アアルト(1898~1976)建築家、デザイナー
Syöttäjänkatu 4, 40520 Jyväskylä
暗い外観に対して、明るい内装が特徴的。フィンランド産の木材が使用されている。現代フィンランド建築界で活躍する新世代の建築家アンシ・ラッシラ、ティーム・ヒルヴィラミ、ジャニ・ヤンソンのデザインがコンペで選ばれた。
UFOのような形が特徴的なクオッカラ給水塔は、ユヴァスキュラの家庭に水を届けると同時に、街のランドマークとして親しまれている。ライトアップされた塔はサービスパークそばの、パイヤンヌ湖の湖畔、ルタッコ・ハーバー(Lutakko Harbour Park)周辺からも見ることができる。
ユヴァスヤルヴィ湖にかかる自転車と歩行者用の橋。ユヴァスキュラ大学の二つのキャンパスを結ぶ。
ユヴァスヤルヴィ湖にかかる道路橋
お酒事情
フィンランドのアルコールに関する規制は日本の感覚と比べると厳しく、販売場所、買える時間など細かいルールがある。公共の場、すなわち路上での飲酒は御法度。疾風のようにあらわれる国家機関の人に、瓶を回収される現場を一晩で2度も目撃。噂ではなく本当に厳しいようだ。
(執筆:エンピツ舎 武井 佳代)
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(Up&Coming '24 秋の号掲載)
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