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一般財団法人 VR推進協議会は、様々な産業分野での活用と発展のため、メーカー・大学などの研究者・エンジニアに開放するVRを利用したバーチャルなプラットフォームを提供することを目指し、各種活動を展開します。
VRを利用したプラットフォームの整備・提供に加え、自治体との連携による多様な産業分野での活用を推進する(一財)VR推進協議会は、11月18日(火)に本年度の「VRシステムオブザイヤー」審査を実施しました。
「VRシステムオブザイヤー」は、VRを最大限に活用し、スマートシティの実現やDXの加速に寄与する最先端のVRシステムを表彰する制度で、2022年より贈呈されています。
結果発表・表彰式は、11月19日(水)のフォーラムエイトデザインフェスティバル2025 Day1において行われ、受賞者にはトロフィー、賞状、賞品が贈られました。
第4回 VRシステムオブザイヤー(2025年)受賞作品
「GNSSによる3DVR除雪ガイダンスシステム」
松江土建株式会社
RTK-GNSS測位で現在の車両座標を取得し、除雪グレーダのコックピットに設置したモニタへ現実の景観と連動したVR空間を投影することで、歩道やマンホールなど積雪で見えなくなる箇所を表示し、警告を行う除雪ガイダンスシステムです。
本システムではUC-win/Roadの衝突判定機能を活用し、マンホールや橋梁ジョイント手前に接近した際に注意喚起を行います。さらに、縁石や車線境界の位置も視覚的に把握できるため、除雪作業や夜間など視界が限られる状況でも、運転者が道路構造や周囲の状況を正確に確認できます。
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デモ走行の様子。除雪グレーダ内に設置されたモニタで、実際の走行位置と連動したVR空間の映像が表示されている
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3DVRの20年間の進化と歴史がわかる! 今年で24回目を迎える3D・VRシミュレーションコンテストの全216作品の解説を収録。まちづくり、交通計画、災害対策、施工技術など、時代が進むにつれ広がってきたVRの活用事例を年代別・分野別の切り口から俯瞰します。約20年間に渡るVRの進化の歴史を紐解き、今後の活用展望へのヒントを示します。 |
著者
一般財団法人 VR推進協議会
監修
関文夫(日本大学 理工学部 土木工学科教授)
出版
傘木宏夫(NPO 地域づくり工房 代表) フォーラムエイトパブリッシング
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| VR推進協議会 | |
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本協議会は、「世界最先端IT国家創造宣言」に基づき、3D・VRデータを活用した先端技術の実証と普及を推進する組織です。自動運転やドローンなどのVRシミュレーション環境を研究者・企業に開放し、自治体と連携したバーチャル/リアルの実験フィールド(IT特区)を提供します。また、UAV・IoTの実証やAI活用にも取り組み、環境・防災・観光などのシミュレーションや広報に活用します。都市VRモデルやプラットフォームを整備し、国産VRソフトの利活用促進を目指します。 |
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「VR推進協議会」事務局 |
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(Up&Coming '26 新年号掲載)
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