一般財団法人 VR推進協議会は、様々な産業分野での活用と発展のため、メー
カー・大学などの研究者・エンジニアに開放するVRを利用したバーチャルな
プラットフォームを提供することを目指し、各種活動を展開します。
Vol. 7
https://vrp.or.jp
 公開型各種データプラットフォームの事例について 3

今回は、産業技術総合研究所(以下、産総研)の情報・人間工学領域 人工知能研究センター 地理情報科学研究チームにより無料公開された、Web 上の点群ブラウザ3DDB Viewer からダウンロードしたデータを、3DVR で活用した事例についてご紹介します。

3DDB Viewerについて

産総研の3Dデータベース用に開発された Web ユーザインタフェースで、様々な3Dデータ(点群/メッシュ/構造物等)を検索・表示・ダウンロードすることができます。表示機能としては、3次元地図(地形上)で3Dデータを閲覧できるほか、地理情報のないデータを位置合わせして閲覧することも 可能です。ポイントクラウド《点群》( las, csv, txt, ... )、サーフェスモデル( obj, osgb, collada, ... )、CADデータ( fbx, ifc )など、多種多様な3Dデータに対応しています。

データ検索画面 データベース上のサーフェスモデル表示
(産総研臨海副都心センター周辺)

高精度点群データの3DVR活用事例

ここでは、3DDB Viewerより検索しダウンロードしたデータを、VR Design Studio UC-win/Road(開発:フォーラムエイト)で読み込んで活用した事例についてご紹介します。こちらは3DVRにお台場の産総研周辺のサーフェスモデルを読み込み、歩行者表現を行ったものになります。地形と航空写真は電子国土Webのデータを利用しています。

なお、前号でご紹介した河津七滝ループ橋周辺の点群データについても、道路線形入力を3DVRで行っています。道路線形データは、BIM/CIMデータであるLandXMLにエクスポートし、対応しているアプリケーションで再利用することが可能です。

さらに、3 DVR上で設定された交通流、群集流動の時刻歴シミュレーション結果をオープンマイクロシム(http://openmicrosim.org/)形式で書き出し、時刻、位置情報やモデルIDが含まれた情報に基づいて、他のアプリケーションで再利用することもできます。

このように、VRプラットフォームのベースデータとして参照し、各種アプリケーションでの再利用に対応した多様なデータが集約されています。VR推進協議会においても、今後、これらを活用したVRプラットフォームの整備を順次進めてまいります。
UC-win/Road でのサーフェスモデル(obj 形式)読み込みと歩行者表現の例
(産総研臨海副都心センター周辺)*1
河津七滝ループ橋周辺の点群データに道路線形と交通流を設定しシミュレーション*2

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*1 AIST 3DDB Viewer https://gsrt.airc.aist.go.jp/3ddb_demo/tdv/
*2 静岡県ポイントクラウドデータベース https://pointcloud.pref.shizuoka.jp/terms


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