| Updated Product & Service | |
●新規価格
Advanced ¥660,000(税抜¥600,000)
Standard ¥330,000(税抜¥300,000)
Lite ¥165,000(税抜¥150,000)
●リリース2025年12月
Ver.2の改訂内容
「UC-1 Engineer's Suite® 概算・事業費計算Ver.2」では、主に下記の機能拡張を行いました。
・国土交通省土木工事積算基準(黄本)/国土交通省土木工事標準積算基準書(赤本) 令和7年対応
・作業日当り標準作業量 令和7年対応
・F8-AI™ UCサポート機能
今回はこれらの機能概要についてご紹介します。
国土交通省土木工事積算基準(黄本)/国土交通省土木工事標準積算基準書(赤本) 令和7年対応
令和7年の黄本および赤本では、共通仮設費における現場環境改善費の内訳見直し、完全週休2日(土日)に対応した週休2日補正係数の運用整理が行われました。また、土木工事標準歩掛では新規工種3工種および既存工種11工種(計14工種)、施工パッケージ型積算方式では10工種について、使用機械・労務の実態および現場移動時間を反映した日当り施工量の見直しが行われています。
| 新規工種 | 改定工種 | |
| 施工単価 |
・排水材設置工(水平排水層) ・中層混合処理工(ICT) ・切削オーバーレイ工(ICT) |
・スラリー攪拌工 ・全回転オールケーシング工 ・残存型枠工 ・締切排水工 ・雪寒仮囲い工 ・大型土のう工 ・構造物補修工(断面修復工) ・切削オーバーレイ工 ・油圧圧入引抜工 ・床版補強工 ・鋼橋架設工 |
| 施工パッケージ単価 | ※令和7年度は新規工種なし |
・発泡スチロールを用いた超軽量盛土工 ・護岸基礎ブロック工 ・舗装版クラック補修工 ・消波根固めブロック工 ・排水構造物工(暗渠排水管) ・塵芥処理工 ・路盤工 ・路盤工(ICT) ・透水性アスファルト舗装工 ・沓座拡幅工 |
表1 新規工種・改定工種
一方で、共通仮設費率および一般管理費率の基本的な算定方法については、令和6年度からの変更はありませんが、大規模災害の被災地における復興係数・復興歩掛(被災地域の間接工事費補正係数)については、熊本県内、福島県内、岩手・宮城県内を対象に見直しが示されています(表2)。ただし、これらの係数・補正率については、不調不落の状況や令和7年度の実態調査結果を踏まえて検討することとされており、改定概要の脚注において「令和7年度は現行の係数を適用する」旨が記載されています。
| 岩手・宮城県 | 福島県 | 熊本県 | |
| 復興係数 間接工事費を補正 |
共通仮設費:1.3→1.2 現場管理費:1.1 |
共通仮設費:1.3 現場管理費:1.1 |
共通仮設費:1.0 現場管理費:1.0 |
| 復興歩掛 間接工事費を補正 |
土工:補正なし |
土工:10% → 0% 低減 |
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表2 大規模災害の被災地における復興係数・復興歩掛
本製品では、令和7年度の積算基準に基づいた標準歩掛・施工パッケージ型積算方式における新規・改定工種の歩掛・単価を反映するとともに、被災地域間接工事費の補正係数については、令和7年度に示された新係数と現行係数のいずれも「基本条件」画面で設定できるようにし、運用に応じた設定が可能となるよう対応します。
作業日当り標準作業量 令和7年対応
「令和7年度作業日当り標準作業量」及び「国土交通省土木工事標準積算基準書」(赤本)に規定される日当り作業量の算定に対応しました。入力画面および総括表出力時に、歩掛に基づいた日当り作業量及び該当工種における作業日数を表示・出力します。
また、「日当り作業量」画面において、「適用年度」より「令和7年度」または「令和6年度」を選択でき、年度に応じた日当り作業量を算定することが可能です(図1)。
さらに、本製品で算出した日当り作業量は、国土交通省が公開している「工期設定支援システム Ver.3.0」において読み込み可能な「工程計画情報CSV」及び「工程計画情報CSV(簡易版)」のエクスポートにも対応しており、積算結果をそのまま工期設定支援システムに取り込み、工程表生成や工期検討をスムーズに行うことが可能となります(図2)。
F8-AI™ UCサポート
Ver.2では、UC-1シリーズで展開している「F8-AI™ UCサポート」に対応します。本機能は、入力操作に関する疑問や積算方法に関する考え方など、これまでサポート窓口へお問い合わせいただいていた内容を、AIによって製品内で解決できるようにするものです。多言語対応および音声入力にも対応しており、事業費検討や積算作業の効率化を実現します。
| (Up&Coming '26 新年号掲載) |
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