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落差工の設計・3D配筋 Ver.3

直壁型・緩傾斜型落差工の水理計算、安定・断面計算、図面作成プログラム

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●新規価格 ¥198,000(税抜¥180,000)


●リリース2026年3月

Ver.3の改訂内容

「落差工の設計・3D配筋 Ver.3」では、主に下記の機能追加、拡張を行っています。

・直壁型分離式構造の底面段差対応
・水理計算・安定計算の単独計算対応
・入力・出力機能拡張
・F8-AI™ UCサポート機能

今回はこれらの機能概要についてご紹介します。

直壁型分離式構造の底面段差対応

現在、落差工形式における直壁型として、「一体式構造」と「分離式構造」に対応しておりますが、Ver.3では、「分離式構造」における底面の段差を考慮した形状の設定に対応します。

落差工設置個所における自然条件や河道特性によっては、本体底面と水叩き底面の高さが一致しない形状を採用する必要が生じます。

今回の改訂では、
・本体(直壁)側の底面レベル
・水叩き側の底面レベル
をそれぞれ個別に設定できるようになり、幅広い落差工形状を用いた設計・計算が可能となりました。


図1 分離式構造の底面段差

水理計算・安定計算の単独計算対応

従来は落差工の入力に基づいて一連の計算を行っていましたが、Ver.3では水理計算・安定計算それぞれ単独の計算に対応します。

これにより、事前検討のための簡易計算や部分的な比較検証が行いやすくなり、設計フローの自由度が大幅に向上します。


入力・出力機能拡張

上記の対応に加えて、Ver.3では、その他にもいただいているご要望を踏まえ下記の機能拡張も予定しています。


(1)跳水開始水深h1b算定時のフルード数F2の算出過程を追加

跳水開始水深h1bの算定に用いるフルード数F2の算出過程を計算書に追加します。


図2 フルード数F2算出過程


(2)等流計算の計算式追加

水理計算に用いている平均流速公式(等流計算式)について、計算書への出力に対応します。
これらの計算書出力の拡張により、計算プロセスの確認が容易になり業務効率化に繋がります。


(3)初期設定改善

入力作業の効率化および設計段階での入力ミス低減を目的として、いただいたご要望を基に各画面の初期値を見直し、より実務に即した初期値となるよう改善を行います。

F8-AI™ UCサポート

Ver.3では、UC-1シリーズで展開している「F8-AI™ UCサポート」に対応します。本機能は、入力操作に関する疑問や計算理論の確認など、これまでサポート窓口へお問い合わせいただいていた内容を、AIによって製品内で解決できるようにするものです。多言語対応および音声入力にも対応しており、設計作業の効率化を実現します。


図3 F8-AI™ UCサポート


(Up&Coming '26 新年号掲載)

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