New Products & Service 地盤解析/地盤改良

地盤改良の設計・3DCAD

深層・浅層混合処理工法を用いた改良地盤の設計計算プログラム

3DA対応
電子納品
3D PDF
AI

●新規価格 ¥242,000(税抜¥220,000)

 


●リリース2025年7月

製品概要

本製品は、セメント系固化材を用いた深層・浅層混合処理工法の設計計算を行うプログラムです。改良体および地盤の安定計算、沈下の計算、円弧すべりの検討、液状化の判定をサポートします。

 

今回、これまで販売していた「地盤改良の設計計算」に下記の機能を追加し、「地盤改良の設計・3DCAD」として新たにリリースいたします。


• 図面作成機能
• 3Dデータエクスポート機能
• 建築基準:深層混合処理工法 千鳥配置の対応
• F8 AI UCサポート機能


以下に追加する機能の概要を紹介します。

図面作成機能

新たに図面作成機能を追加します。

 

本バージョンでは、深層混合処理工法について一般図の作図を行います。一般図には、改良体の平面図、正面図、側面図、数量表、および、柱状図が含まれます。

 

図1 図面生成例(液状化対策基準:格子配置)


3Dモデルエクスポート機能

本バージョンでは、3Dモデルエクスポートに対応します。メイン画面の3Dデータ表示領域で右クリックすると表示されるポップアップメニューの「3D出力」と「エクスポート」メニューから実行できます。

 

3D出力では、DXF/DWG/PDF形式で3Dモデルのデータを保存することができます。また、エクスポートでは、BMP/3DS/VRML/IFC形式のファイルを保存することが可能です。



 

DXFファイルおよびDWGファイルは、「UC-Draw・3DCAD」で読み込むことが可能です。IFCファイルは、「UC-1 BIM/CIMツール」や「UC-win/Road」などで取り込み使用することができます。これらのファイルは、標準的なファイル形式です。したがいまして、弊社以外のソフトウェアにおいても使用することが可能です。


図2 3Dファイル出力メニュー

図3 DXFデータ

建築基準:深層混合処理工法 千鳥配置への対応

従来の製品では、建築基準の深層混合処理工法のコラムの配置は、縦本数×横本数の状態でしか入力ができませんでしたが、本製品では、千鳥形式の配置に対応します。

 

●荷重の分配方法

水平力の検討において、改良体1本あたりの鉛直荷重および水平荷重を算定します。下記の場合は、基礎スラブ底面をメッシュで分割し、メッシュの中心位置と改良体の中心の距離が最も近い改良体がその荷重を負担するものとして集計することで1本当たりの荷重を算定します。中心位置までの距離が同じメッシュがある場合は、距離が同じである改良体の本数で割って分配します(図4赤い部分)。

 

• 基礎底面荷重が等分布の場合で面積比、鉛直荷重比によって分配する場合
• 基礎底面荷重が不等分布の場合(曲げモーメントにより鉛直荷重度に偏心が生じている場合)

 

図4 千鳥配置の負担面積


その他の対応

ご紹介したもの以外にも下記項目を含めて、多くのご要望に対応する予定です。

 

• 浅層混合処理工法の応力分散の角度指定
• 各照査の検定比算定
• 建築基準:深層混合処理工法における偏心配置の制限緩和

F8-AI UCサポート機能

弊社製品では、入力操作や設計支援を目的としたAI機能への対応を進めています。

 

UC-1シリーズでは「F8-AI UCサポート」として、入力操作や計算理論の解説など、サポート窓口へお問合せいただくことなく製品内で解決可能な手段をご提供します。

 

※メイン画面上部のメニューまたは左側の「AI Chat」より開始
※多言語対応

※音声入力対応


図5 F8-AI UCサポート


 

(Up&Coming '25 盛夏号掲載)

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