New Products & Service FEM解析

Geo Engineer's Studio Ver.4

静的な地盤の応力~変形解析を行う2次元弾塑性地盤解析プログラム

●新規価格 

Standard  ¥715,000(税抜¥650,000)
Lite(線形解析限定版) ¥495,000(税抜¥450,000)

 


●リリース2025年5月

Ver.4の改定内容

本バージョンで対応した以下の機能についてご紹介いたします。


• 梁要素のトリリニアモデルに対応(Standard)
• 解析結果の計算書作成機能を追加(Lite)
• 複数節点に対する強制変位の一括設定機能を追加(Lite)

梁要素のトリリニアモデルに対応

梁要素について、新たにトリリニアモデル(対称型)に対応しました。トリリニア型とは、図2のように弾性域の直線部分から塑性化後に2段階で剛性が変化する特性を持つモデルです。Standard版で利用することができます。

 

図1 梁要素の例(BOXカルバート)

図2 M-φ関係の模式図(トリリニア)



表1 梁要素の構成モデル


解析結果の計算書作成機能を追加

今回対応した計算書作成機能では、モデル図~数値出力に至るすべての解析結果をグラフィカルな図表を織り交ぜ出力することができます。FEM解析では非常に多くの結果が出力されますが、必要な結果は解析の目的により異なります。出力項目については、図4のように設定画面にて出力内容を細かくカスタマイズすることが可能です。

 

図3 計算書作成機能


図4 [出力項目の設定]画面


複数節点に対する強制変位の一括設定機能を追加

複数の節点に対して強制変位を一括設定できる機能を追加しました。強制変位は境界条件(節点自由度拘束)として設定しますが、選択した複数の節点に対してそれぞれ異なる強制変位や固定条件(水平固定、鉛直固定)を一括で設定することができます。CSVデータのインポートも可能です。本機能により、例えば図5のように、土留め壁に別途算出した壁体変位を強制変位として与える場合など効率的な設定をすることができます。

図5 強制変位の一括指定(土留め工の壁体変位を与えた例)


 

(Up&Coming '25 盛夏号掲載)

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