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落差工の設計・3D配筋 Ver.2

直壁型・緩傾斜型落差工の水理計算、安定・断面計算、図面作成プログラム

3DA対応
計算・CAD機能
3DP
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF

●新規価格 198,000円(税抜180,000円)

 


●リリース2025年3月

河川シリーズ体験セミナー
日時 : 2025年4月17日(木)13:30~16:30
会場 : 東京支社・各会場(TV会議)/オンライン
参加費 : 無料

Ver.2の改訂内容

「落差工の設計・3D配筋 Ver.2」では、主に下記の機能追加、要望対応を行っています。


・杭基礎への対応(基礎製品との連動)
・荷重機能拡張
・計算書機能拡張
・適用基準の更新(土地改良事業計画設計基準設計「頭首工」(令和6年3月))


以降にこれらの対応内容についてご紹介いたします。

杭基礎への対応

本製品では、基礎形式として直接基礎に対応しておりますが、「河川砂防技術基準 設計編 床止め 令和4年6月改訂版 国土交通省」の 第1章 第6節-30によると、直接基礎で十分に本体等を支持できない場合に杭基礎を採用することも可能とされています。今回の対応では、弊社の基礎製品(「基礎の設計・3D配筋(旧基準)」)との連動により、表1及び図1に示す形式・パターンについて杭基礎の設計を可能としました。また、杭基礎固有の項目として、下記の計算に対応しています。図面作成部については、一般構造図(断面図、平面図、正面図)及び配筋図(断面図、前面図、背面図、底版下面図の形状のみ)に対応しています。


(1)水叩き部の剛体照査
(2)水叩き部断面照査位置の追加、杭頭鉛直反力を考慮
(3)杭基礎部の照査(鉛直支持力、水平支持力、杭本体照査)
※(3)については、連動する基礎製品側で計算・結果の確認を行います。


表1 対応形式


図1 杭配置のパターン


図2 杭配置(3D図)


図3 杭配置(一般構造図)


荷重機能拡張

Ver.2では、これまでにご要望いただいている荷重設定に関する機能拡張を行っています。


(1)土圧を考慮しない高さ指定
指定された高さ以下の区間で土圧を無視します。岩盤上に根入れし設置する場合を想定しています。
(2)緩傾斜型傾斜部の揚圧力水平成分考慮有無指定
傾斜部揚圧力の鉛直成分のみを考慮したい場合を想定しています。
(3)水流逆方向への任意水平荷重(安定計算のみ)
安定照査時に水叩きまたは本体前面の受働抵抗を考慮する場合を想定しています。
作用位置は水平部底面以下とすることも可能です(図4)。


図4 水流逆方向の任意水平荷重


計算書機能拡張

計算書に関しては、主に下記の拡張・改善を行っています(図5)。
(1)出力ケースの選択(安定照査、部材設計)
結果が同一となるケースの省略、決定根拠となる特定ケースのみを表示したい場合などを想定しています。
(2)形状図の寸法値フォントサイズ指定
寸法値が重なり見にくい場合にフォントサイズを小さくすることで改善可能です。

適用基準の更新

Ver.2より護床工の検討に関する適用基準を下記に更新しました。変更内容は誤植の修正、解説の補足のみで、本製品が対応している機能に関する影響はありません。
・土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「頭首工」令和6年3月


図3 杭配置(一般構造図)


(Up&Coming '25 春の号掲載)

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