New Products & Service | FEM解析 |
静的な条件下で地盤の応力~変形解析を行うFEM解析プログラム |
●新規価格 825,000円(税抜750,000円)
●リリース2025年3月
Ver.5の改定内容
Ver.5で対応した以下の機能についてご紹介いたします。
・解析結果の計算書作成機能を追加
・複数節点に対する強制変位の一括設定機能を追加
・モデルチェック機能を強化
解析結果の計算書作成機能を追加
本製品のPostProcessorでは、FEM解析の結果図(変形図、ベクトル図、コンタ図など)の表示、節点や要素の数値の出力・確認などを行います。今回対応した計算書作成機能では、モデル図~数値出力に至るすべての解析結果をグラフィカルな図表を織り交ぜ出力することができます。FEM解析では非常に多くの結果が出力されますが、必要な結果は解析の目的により異なります。出力項目については、図2のように設定画面にて出力内容を細かくカスタマイズすることが可能となっています。出力対象としたステージの出力図や数値出力する節点・要素を指定でき、目的に応じた計算書を容易に出力することが可能です。
複数節点に対する強制変位の一括設定機能を追加
複数の節点に対して強制変位を一括設定できる機能を追加しました。強制変位は境界条件(節点自由度拘束)として設定しますが、選択した複数の節点に対してそれぞれ異なる強制変位や固定条件(水平固定、鉛直固定)を一括で設定することができます。CSVデータのインポートも可能です。本機能により、例えば図3のように、土留め壁に別途算出した壁体変位を強制変位として与える場合など効率的な設定をすることができます。
モデルチェック機能を強化
モデルチェック機能として近接点チェック機能と図形チェック機能を追加しました。
近接点チェック機能では、近接点(非常に近い位置にある点)をチェックします。意図して薄層要素などを設ける場合もありますが、図4のように意図しない近接点があると、モデルとしては成立していても、解析時にエラー、または不適切な解析結果となる場合があります。近接点は解析モデルが複雑になるほど見つけにくくなりますが、本チェック機能により近接箇所が容易に探索できます。
図形チェック機能では、メッシュ分割が可能な図形となっているかチェックします。メッシュモードがオートメッシュ分割の場合は基本的に閉図形となっていればメッシュ分割可能ですが、セミオート分割の場合は三角形または四角形でモデル化する必要があります。本チェック機能では、モデル作成の段階で図形がメッシュ分割可能な条件となっているかチェックします。従来からあるモデルの閉口チェック機能と合わせて活用すれば、モデル作成の効率が格段に向上します。
(Up&Coming '25 春の号掲載) |
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