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深礎フレームの設計・3D配筋 斜面上の深礎基礎の設計計算、図面作成プログラム 3DA対応
計算・CAD機能
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF |
●新規価格
Advanced:550,000円(税抜 500,000円)
Standard:440,000円(税抜 400,000円)
Lite:330,000円(税抜 300,000円)
●リリース2024年9月
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)セミナー | |||
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Ver.5の改定内容
「深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5」では、主に次の機能追加を行っています。
• 落橋防止構造の作用荷重による照査
• 浮力を考慮した計算
• 下部工の上載土・裏込め土データの連動
• 片持ち梁照査の荷重自動設定機能
今回はこれらの内容についてご紹介します。
落橋防止構造の作用荷重による照査
落橋防止構造の作用荷重による照査時は、レベル2地震が収まった直後の状況を想定し、水平荷重として落橋防止構造による水平集中荷重のみを考慮し、地震時慣性力は作用させません。また、土圧は常時上載荷重を無視した常時土圧を用います(図1)。
部分係数には荷重組合せの「⑪D+EQ」を用います(図2)。
また、「その他荷重」の偶発作用時に載荷対象を指定する「対象」列を追加し、タイプⅠ/タイプⅡ地震動に載荷するか落橋防止構造の作用荷重時に載荷するかを指定できるようにしました(図3)。
本機能を下部工との連動時に使用する場合は、「橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.8」が必要です。橋脚は今後対応を予定しています。
本製品を単独で使用する場合は、橋台・橋脚について照査を行うことができます。
浮力を考慮した計算
深礎基礎では、山岳地帯の斜面上に設置されることを前提としているため浮力については考慮していませんでしたが、機能を拡張し汎用性の向上を目的として本バージョンより対応しました。
本対応により、骨組み解析を行う場合にフーチングの浮力を荷重自動生成機能で考慮できるようになります。
本製品では、2種類の水位線(水位1と水位2)を考慮でき、いずれの水位線を適用するかをケースごとに指定が可能です(図4)。
例えば水位1を「浮力無視」、水位2を「浮力考慮」として使用したり、水位1を「低水位」、水位2を「高水位」として使用することができます。
浮力は、杭、フーチング、柱(竪壁)、上載土、裏込め土について考慮します。
水位高Hwはフーチングの最も低い位置からの高さで設定します。Hw=0の場合はフーチングには浮力は作用しませんが、「杭の浮力考慮」スイッチで、水位面以下の杭について浮力を考慮するか否かを指定できます(図5)。
浮力データ画面の設定は、荷重を自動生成する時に参照されます。
例えば、段差フーチングの場合のフーチングの浮力は図6のようにフーチング部材(図中の赤色線)に上向きの分布荷重として自動載荷されます。
下部工の上載土・裏込め土データの連動
ご要望の多かった下部工からの上載土及び裏込め土データの連動に対応しました。
またこの機能に合わせて、上載土データの設定画面を追加し、上載土を荷重に考慮できるようにしました(図7)。
本対応により、骨組み解析を行う場合に上載土による荷重を荷重自動生成機能で考慮できるようになります。
「橋台背面データ」では、裏込め土の傾斜角を追加しました(図8)。
「上載土データ」「橋台背面データ」とも、土の単位重量を湿潤単位重量と飽和単位重量の2種類を設定できるように拡張しました。上載土及び裏込め土の浮力の算定時に用います。
また、従来は水平震度は1つだけでしたが、連動データに合わせて、設計方向1と設計方向2でそれぞれの水平震度を取り扱うように拡張しました。
上載土データ画面及び橋台背面データ画面の設定は、荷重を自動生成する時に参照されます。
片持ち梁照査の荷重自動設定機能
「片持ち梁照査」画面では、荷重ケースごとにフーチング上に作用する荷重値を設定しますが、これを自動設定する機能に対応しました。
自動設定する荷重は次の通りです。
①上載土
②裏込め土(橋台の場合)
③上載荷重(橋台の場合)
④土圧の鉛直成分(橋台の場合)
⑤浮力
その他の機能拡張
上記の他にも、入力画面や計算書の改善など、利便性向上のために機能の拡張・改善を行っております。
今後もお寄せいただいたご要望を取り入れ、改善を図っていきますのでご期待ください。
(Up&Coming '24 秋の号掲載) |
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