New Products & Service 基礎工

深礎フレームの設計・3D配筋
(部分係数法・H29道示対応) Ver.4

斜面上の深礎基礎の設計計算、図面作成プログラム

3DA対応
計算・CAD機能
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF
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計算・CAD機能
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF

●新規価格

Advanced:550,000円(税抜500,000円)
Standard:440,000円(税抜400,000円)
Lite:330,000円(税抜300,000円)

●リリース2023年7月

深礎フレームの設計・3D配筋
(部分係数法・H29道示対応)セミナー
日時 : 2023年12月14日(木) 9:30~16:30
会場 : 東京本社・各会場(TV会議)/オンライン
参加費 : インタラクティブ ¥19,800(税抜¥18,000)
      ライブ ¥9,900(税抜¥9,000)

改訂内容

Ver.4では、主に次の機能追加・改善を行います。
・logP-logS 法による変位急増点の探索機能拡張版追加(Advanced)
・偶発作用時の降伏変位の算定機能の追加(Standard)
・コピー機能の拡張(Lite)

logP-logS 法による変位急増点の探索機能拡張版

「斜面上の深礎基礎設計施工便覧令和3年10月」(以下、深礎便覧と略します)図-Ⅲ.5.(4b)や、「設計要領 第二集橋梁建設編 平成28年8月」図4-5-25の降伏点位置の算定方法に対応します(図1)。


図1 応答震度法概念図

本製品では従来からlogP-logS 法を用いたグラフの表示機能があり変位最急増点を抽出していますが、この抽出は、前後にプロットした点との折れ角を点ごとに求め、折れ角が最大となる点を探しています。この方法でもグラフの形状から見て最急増点に近い位置を探し出すことは可能ですが、グラフ全体の履歴を考慮したものにはなっていませんでした。
今回対応する変位急増点の探索機能は、グラフの履歴を考慮した強化版になります。この方法では、2 つの線分の交点位置を降伏点としますので、2つの線分をどのように設定するかで降伏点が変わってきます。線分はプロットした座標から最小二乗法で求めます(図2)が、線分を求める点の範囲によって線分の勾配は変化します。
そこで、2つの線分の点群の範囲を、設計者が画面上で容易に変更を行える機能を持たせています(図3)。この画面では、2つの線分の両端位置と境界位置の3点を動かすことで適切な範囲を指定できます。

図2 線分の算出

図3 線分の調整機能


偶発作用時の降伏変位の算定機能

深礎便覧には「α=1.0の荷重ステップにおける基礎の応答変位が降伏変位の制限値を超えないことを確認するには、α= 1.0の荷重よりもさらに大きな荷重を載荷させて降伏変位を定める必要がある」と記載があります(P.213)。また、深礎便覧の図- Ⅲ .5.6には橋脚の塑性化を期待する設計を行う場合の降伏変位を求める場合の荷重の漸増方法が記載されています(図4)。
本バージョンでは、この載荷方法に対応します。従来で同様の荷重載荷を行う場合は、①設計水平震度を設計値より大きな値に変更する、② khp を設計水平震度以上に変更する、③ khg を設計水平震度に合わせて大きな値に変更する、という操作が必要でしたが、今回の対応で自動的に処理を行いますので、設計業務の効率化が図れます。
なお、深礎便覧には「橋脚は塑性化しないと仮定した場合の荷重の漸増方法」も記載されておりますが、こちらも併せて対応します。


図4 降伏変位を求めるための荷重漸増方法


コピー機能の拡張・追加

(1)杭配筋のコピー機能の拡張
Ver.3では杭列間での配筋のコピーはできませんでしたが、杭列間でのコピーができるように拡張します(図5)。


図5 杭配筋データのコピー


(2)フーチング配筋のコピー機能の追加
照査位置間の配筋のコピー機能を追加します。同じ配筋の断面がある場合は、入力の省力化が行えます。


その他の改善点

(1)設計調書の対応
平成29年道路橋示方書版の設計調書に対応します。
(2)作用組合せ⑫[D+CO]の対応
永続・変動作用ケースに含めて計算を行います。
(3)3Dアトリビュート表示機能の対応
構造物の属性表示に対応します。


(Up&Coming '23 盛夏号掲載)

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