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BOXカルバートの設計・3D配筋
(下水道耐震)Ver.14

「下水道基準」に準拠したBOXカルバートの耐震設計プログラム

3DA対応
電子納品
3D配筋対応
計算・CAD機能
SXF3.1
IFC
3D PDF

●新規価格

308,000円(税抜280,000円)

●リリース2022年11月

下水道耐震設計体験セミナー
日時 : 2023年4月7日(金) 13:30~16:30
会場 : 東京本社・各会場(TV会議)/オンライン
参加費 : 無料

改訂内容

今回の改訂では、主に下記の対応を行いました。
・DXFファイル(*.dxf)からの形状設定に対応
・側壁配筋の入力方法拡張
・開きょ(縦方向現場打ち)での継手部の照査対応
・3D機能拡張
これらの機能についてご紹介します。

DXFファイル(*.dxf)からの形状設定に対応

これまで、形状を入力するには、「初期入力」で形状や条件を指定し、「形状」でカルバートの詳細な形状を入力していましたが、同じ計算条件で形状だけ変えて検討を行う時に不便というご意見をいただいておりました。
そこで、Ver.14ではDXFファイル(*.dxf)から断面形状を読み込める機能を追加いたしました。
DXFファイルから形状を読み込み、断面を選択していただくことで、「初期入力」の「断面形状」、「底版形状」、「BOX形式」と「形状」の「本体形状」、「ハンチ形状」の設定が可能です。また、読み込んだ断面形状データから倍率を自動で設定する機能も備えており、任意の値を入力すれば倍率の変更も可能です。


図1 DXFファイルからの形状設定


側壁配筋の入力方法拡張

これまで、側壁外側の上部および下部の鉄筋は、頂底版の外側鉄筋として入力されたものを使用していました。しかし、これらを頂底版とは異なる情報で入力検討が行えるようにしてほしいとのご要望を多数いただきました。そこで、側壁外側端部の鉄筋を「側壁支間部の鉄筋」とするか、「頂底版外側端部の鉄筋」とするかの選択を設け断面照査に用いる鉄筋を選択可能としました。なお、「側壁支間部の鉄筋」とした場合は、図面作成は不可となる制限があります。


図2 側壁配筋入力画面


開きょ(縦方向現場打ち)での継手部の照査対応

これまで、開きょでの縦方向の照査方法は「プレキャスト(縦連結)」固定としており、開きょで継手部の照査を行うには、継手部の照査とは関係しない縦連結に関する入力も必要となっていました。今回、開きょの縦方向の照査方法として「現場打ち」に対応し、縦連結に関する入力を行うことなく継手部の照査が可能となりました。なお「現場打ち」での縦方向の計算は頂版の無い矩形きょとして照査を行います。


図2 耐震性能2における耐力照査式

3D機能拡張

3D表示機能拡張として、以下の2項目を拡張しました。
・3Dアトリビュートの「3D配筋CAD」連動
・部材配筋入力時の3D配筋確認
メイン画面の3D表示部にコンクリートの設計基準強度、鉄筋材質等の属性情報を表示可能としておりますが、これらの属性情報を「3D配筋CAD」でも活用できるように属性の連動に対応しています。「3D配筋CAD」では、3Dモデル(IFC形式)への属性付加に対応していますので、今回の対応により、入力時の3Dアトリビュートの設定を3Dモデルへ反映することが可能となり、3Dモデルの活用の幅をより広げることができます。 また、これまで配筋の3D表示は「図面生成⇒3D 配筋生成」の手順が必要でしたが、配筋データの入力画面に「3D 配筋確認」ボタンを追加しました。配筋の3D表示より鉄筋の干渉状態を確認しやすくなりますので、図面生成後に配筋データを修正するといった作業の後戻りを少なくすることができます。


図4 3Dアトリビュートの「3D配筋CAD」連動

図5 配筋情報入力時の3D配筋表示


(Up&Coming '23 新年号掲載)

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