New Products & Service 橋梁下部工

橋脚の設計・3D配筋
(部分係数法・H29道示対応) Ver.6

各種形状・形式に対応した単柱式RC橋脚の耐震設計、図面作成プログラム

3DA対応
計算・CAD機能
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF

●新規価格

396,000円(税抜360,000円)

●リリース2022年9月

Ver.6の改訂内容

「橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.6」では、主に下記の機能追加、拡張を行っています。
・鋼管矢板基礎リアルタイム連動
・震度連携機能の拡張
・基礎連動機能の拡張
今回はこれらの機能概要についてご紹介いたします。

鋼管矢板基礎

Ver.5の改訂においては、基礎形式にケーソン基礎が追加され、「基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」(以下、基礎製品)とのリアルタイム連動が可能となりましたが、Ver.6では新たに鋼管矢板基礎が追加されます。これにより、図2のような手動での基礎連動用XMLファイルのインポート/エクスポートによる方法から、杭基礎・ケーソン基礎等と同様にリアルタイム連動で一連の設計を行うことが可能となりました。また、メイン画面の3Dモデル表示についても図3のように橋脚部と鋼管矢板基礎部を併せて確認することができます。もちろん連動したまま震度連携まで行うことも可能ですので、利便性が更に向上します。
※鋼管矢板基礎リアルタイム連動を行うには、基礎製品の対応版Ver.6.1.0以降が必要です。

図1 初期入力画面ー基礎形式

図2 従来の設計イメージ

図3 3Dモデルイメージ

震度連携機能の拡張

「震度算出(支承設計)(部分係数法・H29道示対応)」(以下、震度製品)との連携について、Ver.6では下記の機能を新たに追加します。

機能(1) 震度製品で作成した橋脚データを本製品から読込み
機能(2) 震度製品で作成した橋脚データを本製品のデータへ変換
機能(3) 震度製品から連携中の橋脚データを直接起動
(1)については、震度製品の単独機能で作成済の橋脚データを本製品から直接読込みが行えるようになります。Ver.6初版では、図5のタイプを対象とし、下記のデータを読込みますが、将来的には全てのデータ読込に対応予定です。操作方法は、図4の「震度連携」メニューから「その他データ取込-橋脚データ」を選択して下さい。
・外形形状(はり、柱、フーチング)
・材質、配筋情報
・鉛直死荷重反力、慣性力作用位置
・重要度区分、地盤種別、地域区分
(2)については、震度製品の関連記事(P.38)をご覧下さい。
(3)については、震度製品に登録済のデータから本製品を直接起動します。これにより、類似ファイルが複数存在する場合などのデータの取り違えがなくなり、データが反映されない、データの場所がわからないなどの問題を解消することができます。

図4 その他のデータ取込(橋脚データ)

図5 読込対象のタイプ

基礎連動機能の拡張

基礎製品との連動については、新たに下記の機能を追加します。
機能(1) 基礎の照査に用いる設計水平震度khpの直接指定
図6のように、橋軸方向・橋軸直角方向について、khpを直接指定することが可能となります。例えば、壁式橋脚の直角方向など、橋脚から作用する荷重の上限値を別途考慮したい場合になどに利用できます。
機能(2) 連動対象製品の表示
図7のボタンにより、現在連動中の基礎製品を最前面に表示することができます。複数の製品を起動し連動している場合などに、目的の連動対象製品を素早く見つけることができます。

図6 khpの直接指定

図7 連動対象の表示

その他の対応項目

Ver.6では、これまでご紹介してきた機能以外にも複数の機能拡張や改善、要望対応を行っています。今後も引き続き、お客様のご要望にお応えできるよう拡張・改善を進めてまいります。



(Up&Coming '22 秋の号掲載)

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