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UC-1 Engineer’s Suite 水工スイート

UC-1 製品のスイート版。クラウド対応、BIM/CIM 機能強化

計算・CAD統合
計算・CAD統合
製品構成・価格

Shade3Dの別売オプションとして、C++言語によって機能開発を行うためのプラグインSDKを発売いたします。


はじめに

今回は「水工スイート」の製品概要と2022年に新たにラインナップされた『砂防堰堤の設計・3DCAD』の機能を中心に、設計業務に役立つ情報をご紹介します。


水工スイートの概要

水工スイートは「下水道」、「上水道」、「河川」関連の製品を組み合わせたセット版です。

製品構成の一例として、下水道関連では「BOX カルバートの設計・3D 配筋 (下水道耐震) 」や「マンホールの設計・3D配筋」、上水道関連では「調節池・調整池の計算」や「配水池の耐震設計計算」、河川関連では「柔構造樋門の設計・3D配筋」や「砂防堰堤の設計・3DCAD」など多彩にラインナップされています。


UC-1 Engineer's Suite 砂防堰堤の設計・3DCAD

本製品は、砂防基本計画策定指針(土石流・流木対策編)解説および土石流・流木対策設計技術指針解説に準拠した土石流・流木捕捉工としてのプログラムです。

前身の『砂防堰堤の設計計算』に比べBIM/CIM機能が大幅に強化されており、LandXMLのインポートや図面作成、IFCファイルなどの出力に対応しています。ここでは、BIM/CIMの具体的な活用としてLandXMLのインポートによる周辺地形および堰堤の検討とIFCファイルの出力についてご紹介します。


●LandXMLによる周辺地形および堰堤の検討

LandXMLデータを読込むことで、例えば重機や資材の搬入経路など周辺地形に対する広域な検討が可能です。また、砂防堰堤の設置位置やオフセット(高さ方向)、設置角度を設定することで両者の位置関係を3次元ビューワで確認しながら包括的にご検討いただくことが可能です。

堰堤の設計段階におきましては、地形情報および砂防堰堤モデルの情報から設計流量の計算に必要な渓流横断面形状の自動取得が可能となり作業の軽減が図れます。



●IFCファイル出力

本製品は2次元図面の自動生成の他に、CALS/CADスイートの「UC-1 Engineer's Suite 3D配筋CAD」を介すことでBIM/CIMにおける標準フォーマットである「IFCファイル」の出力が可能です。

また、このファイル形式以外にも「3DSファイル形式」や「DWG・DXFファイル形式」での出力が可能となっていますので各種3Dモデリングソフトウェアでもご利用いただけます。


図5 IFCファイル出力
図6 IFCインポート例(Shade3D BIM/CIM設計照査ツール)

おわりに

今後も各種製品の64bit対応やBIM/CIMの強化をはじめ、利便性の向上を目的とした様々な機能改善や機能拡張を行って参ります。どうぞご期待ください。



(Up&Coming '22 盛夏号掲載)

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