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GNSS屋外位置測位システム

GNSS位置測位端末を装着し、フィジカル空間とバーチャル空間で同じ状況を構築できるデジタルツインシステムを構築

●新規価格未定

●リリース2022年3月

システム概要

作業現場の重機などに高精度なGNSS位置測位端末を装着し、無線ネットワーク環境を通じてUC-win/Roadと連携することで、フィジカル空間とバーチャル空間で同じ状況を構築できるデジタルツインシステムを構築します。


システムの特徴

●高精度な位置取得

RTK(リアルタイムキネマティック:Real Time Kinematic)方式を採用し、基地局と移動局間で情報をやりとりして位置補正することで、精度の高い位置情報を得ることが可能です。衛星情報が正常に受信できる環境では、誤差10cm以下が見込まれます。

※衛星情報が正常に受信できる状況とは、基地局と移動局の受信機で4個以上の衛星からGNSS信号を受信できることを示します。


●ハードウェアのカスタマイズ

RTKで使用する移動局端末は弊社で作成しているため、ご要望に応じてカスタマイズが行えます。単純に位置情報を送信するだけでなく、移動局端末にスイッチなどを追加で設け、入力操作によってステータスをUC-win/Roadへ通知するといったことも可能です。他にもブザー・LEDなどを搭載することで、UC-win/Road側から端末に対して通知することも可能になります。

移動局端末の大きさはW96mm × D145mm × H20mm(アンテナ・バッテリーを除く)と小型でIoT機器に対応したバッテリーを接続することで動作します。


●リアルタイムシミュレーション

UC-win/Roadでは、シミュレーションするフィジカル空間の地形や構造物などのバーチャル空間を構築可能です。各移動局からの位置情報をUC-win/Roadに送信し、移動局の情報をもとにバーチャル空間内に3Dモデルを表示・移動を行うことで、現実空間で起こっていることをバーチャル空間でリアルタイムにシミュレーションを行うことが出来ます。またバーチャル空間では様々な視点(例:コックピット視点、定点カメラ視点、俯瞰視点など)から重機の配置状態を確認することが可能です。


●同時多数の運用

移動局端末は個別にIDを割り振ることができるため、複数台を同時に接続することが可能です。またIDのほかに属性も設定可能であり、バックホウ、ブルドーザーといった機種を分ける子ことが出来ます。UC-win/Road上でも属性に合わせて表示する3Dモデルを切り替えることで、どの機器がどの場所にあるか見た目でわかるようになります。



(Up&Coming '22 新年号掲載)

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