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はじめに 今回は「構造解析上部工スイート」の概要や製品間の連携について、直近の動向も交えてご紹介します。 構造解析上部工スイートの概要 構造解析上部工スイートは、「構造解析・断面シリーズ」と「橋梁上部工シリーズ」の製品を組み合わせたセット版です。 製品構成は右下の表のとおりです。構造解析・断面シリーズからは「RC断面計算」や「FRAMEマネージャ」など、橋梁上部工シリーズからは「UC-BRIDGE」や「任意形格子桁の計算」などがラインナップされています。 製品間の連携について 構造解析上部工スイートの製品には、製品間でデータをエクスポート・インポートすることで連携が可能なものがあります。 下記に、構造解析上部工スイートにおける主な製品の連携図を示します(図1)。この図にある他にも、一部の製品については、FEM解析ソフト「Engineer's Studio®」や「Engineer's Studio®面内」へのデータのエクスポート等、設計・解析の利便性を向上できるような連携が可能です。 ここで、製品間のデータ連携について一例をご紹介します(図2)。 「UC-BRIDGE」でのモデル作成においては、箱桁断面や円孔ホロー断面など断面形状の種別を選択して、幅や高さ、中空部の大きさや数など形状ごとに必要なパラメータを入力し、それを元に断面積や断面二次モーメントなどをプログラム内部で計算して解析に用いるようになっています。「FRAMEマネージャ」においても、断面積や断面二次モーメントなどを直接入力する他に「UC-BRIDGE」と同様の形状選択及びパラメータ入力により断面を登録して解析に用いることが可能ですが、この際に登録断面データ(*.srw)をやり取りすることにより、一方で入力した断面を他方でも用いることで入力の手間を省略することが可能です。 また、「鋼断面の計算」についても非合成I桁や鋼床版箱桁などの形状を選択して各寸法値を入力するようになっていますが、こちらも「FRAMEマネージャ」と登録断面データのやり取りが可能です。なお、コンクリート断面と鋼断面という違いがあるため、「UCBRIDGE」と「鋼断面の計算」とでは断面データのやり取りはできません。 おわりに 現在、弊社製品は主要な製品から順次64bit対応を進めています。構造解析上部工スイートにおいては、部分係数法・H29道示対応版の下記の製品について64bit対応が完了しています。64bit版については、例えば以前は計算が流れなかった大規模モデルで計算が流れるようになる等、メモリの使用に関して改善が期待できます。今後も64bit対応を含め、製品の機能向上を随時行ってまいります。どうぞご期待ください。
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(Up&Coming '22 新年号掲載) |
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