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●新規価格Advanced:1,485,000円(税抜1,350,000円) ●リリース2021年9月 |
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はじめに 「FEMLEEG Ver.11」に搭載されました主な新機能を以下に紹介いたします。 新機能の紹介 辺荷重(任意方向)の追加 Ver.10以前の辺荷重は2次元要素の面内方向の荷重のみで、任意方向やソリッド要素への辺荷重は、「仮想梁の梁荷重」や「LoadHelperの線荷重」などの擬似的な載荷しかできませんでした。今回追加された辺荷重(任意方向)を使用することで、プレート要素やソリッド要素に直接、任意方向の辺荷重を設定することができます。 エッジのグループ設定 エッジにグループを設定できる機能が追加されました。エッジのグループは要素のグループとは独立したグループで、各種エッジの生成時や作成済みエッジへのグループ設定が行え、グループ単位でのエッジのコピー、削除、表示選択などができます。 パターンメッシュ機能の拡張(1/4円) 1/4円のメッシュ作成の一つに梁要素を回転移動させる方法があります。この方法は簡易な操作でメッシュを作成できる代わりに、マージを実行して中心部の潰れた四角形要素を三角形要素にする必要があります。しかし、三角形要素は四角形要素に比べて計算精度が低く、中心部が四角形要素の1/4円のメッシュを作成しようとすると面倒な操作が必要でした。 今回、パターンメッシュに1/4円を生成する機能が追加され、この機能を使うことで、中心部が四角形要素の1/4円メッシュを簡単に生成することができます。 FEMOS結果描画コマンドでのケース選択拡張 Ver.9.1で、各結果描画コマンドでケース選択ができる機能が追加されましたが、スムージングには対応していませんでした。今回、スムージングされた結果についても各結果描画コマンドでケース選択ができるようになりました。スムージングのあり/なしにかかわらず、ケース選択コマンドなしに高速に結果描画を行えます。 なお、ケースの足し合わせや、描画範囲のみの解析結果読み込みでは従来の選択メニューでのケース選択が必要ですが、各結果描画での指定もわかりやすくなりました。 要素中心値表示機能 [結果]-[数値表示]で要素中心値の表示は、3次元モデルの隠線図では、要素表面の面中心値に補間した値になります(下図中央)。今回、要素色分け図を拡張して、隠線図でも補間をしない要素中心値を表示できるようにしました(下図右)。 |
(Up&Coming '21 秋の号掲載) |
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