New Products & Service シミュレーション

UC-win/Road
Ver.15.1

道路事業・公共事業における合意形成を支援する3次元リアルタイムVRソフトウェアパッケージ

●新規価格Ultimate:1,892,000円(税抜1,720,000円)
 Driving Sim:1,210,000円(税抜1,100,000円)
 Advanced:968,000円(税抜880,000円)
 Standard:660,000円(税抜600,000円)
 CIM Lite:528,000円(税抜480,000円)

●リリース2021年7月

UC-win/Road・VRセミナー
日時 : 2021年10月21日(木) 9:30~17:35
会場 : 札幌事務所セミナールーム/オンライン
参加費 : 会場/インタラクティブ ¥19,800(税抜¥18,000)、
ライブ ¥9,900(税抜¥9,000)

2021年7月にリリースしましたUC-win/Road 15.1.0の改善機能のうち主なものを説明致します。

4Dシミュレーション

スケジュールを構成する要素として以下の機能を追加しました。これらの機能はタスクを効率よく編集でき、スケジュールの計画や進行状況確認を容易に行うことができます。

  1. シミュレーションで動いているタスクの簡潔表示
  2. リソースに対するタスクの重なりの回避
  3. スケジュール上のタスクと先行タスクの連なりの定義
  4. 変数の状態を条件としたタスク開始機能
  5. スケジュール自動調整機能

例えばこれらの機能を用いて土砂運搬を4Dシミュレーションする場合、ダンプカーをタスクリソースで定義、全体土量・1台あたりの土砂運搬量・採掘速度等を変数で定義して運搬タスクをスケジュール自動調整すると、ダンプカーを何台使用すれば最も効率がいいのかをシミュレーションすることができます。


図1 4Dシミュレーション

IFCモデル

鉄筋データの描画方式をポリゴンと線で選択できるようになりました。線では軽い処理負荷で、ポリゴンでは正確な鉄筋径で描画することができます。また、IFCデータの空間構造の構成、幾何形状の構成の読み込みの汎用性向上させました。


ゲームコントローラオプション

コンピューターに複数のゲームコントローラを接続した場合、すべての装置を同時に使用できるようにしました。複数の装置が接続されている場合、使用する装置を選択し、それぞれのシミュレーションとの連動の設定を個別に行うことが可能です。例えば、ステアリングハンドル装置とペダルの装置を個別の物を使用する場合に、両方を同時に使用することが可能です。


図2 コントローラ接続のイメージ

オルソ画像出力

2Dビュー画面にオルソ画像を出力する機能を追加しました。外部のシミュレーションプログラムでUC-win/Roadプロジェクトと座標を合わせたデータの作成が必要の場合に使用可能です。出力可能なオルソ画像はPNG、JPEG、BMPの形式で、出力設定では、出力範囲を2Dビュー全体や任意のカスタム領域に設定できます。カスタム領域の場合は、画像の中心座標、ワールド幅、ワールド高さ、および回転角の設定や画像の分割、分割画像の解像度の設定が可能です。また、設定した座標情報のワールドファイルの出力も可能になっており、ワールドファイルに対応する外部のシミュレーションプログラムへの読み込みが容易になります。


図3 出力設定画面 図4 出力データ

グローバルモデルの読み込み

グローバル座標を持つ3DS、FBX、OBJ、Colladaモデルのファイルを一括で読み込み、配置を行う機能を追加しました。「ファイル」-「インポート」-「グローバル座標モデルの読み込み」から読み込むことが可能です。PLATEAUなどの座標値を持った複数モデルを一括して読み込む場合に便利な機能です。


図5 読み込み設定画面 図6 読み込んだモデル

連携ソフトウェアのバージョン変更

下記プラグインにて接続する外部ソフトウェアの対応バージョンを更新しました。

  1. Aimsun連携プラグイン → Aimsun Next 20
  2. VISSIMプラグイン → VISSIM 2021

クラスター

クラスタクライアントあるいはマルチユーザクライアントのライセンスを利用できる環境で、UC-win/Road標準エディション(Standard/Advanced/Driving Sim/Ultimate/CIM Lite)で該当する機能を使用できるようにしました。


(Up&Coming '21 秋の号掲載)

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