決算の経理業務負担を大幅削減

この度、完全クラウド対応の会計ソフトシリーズ「スイート建設会計／スイート法人会計」が、（株）ROBON（豆蔵ホールディングスグループ）提供の法人税申告書自動作成「決算ロボット」との連携を新たにサポートしました。会計ソフトからのデータ連携により、クラウド上で法人税申告書が自動作成できるようになり、負荷の大きな決算の経理業務が大幅に削減できます。また、電子申告にも対応しておりクラウド上ですべての業務が完結するため、テレワーク環境およびバックオフィスのDXのさらなる強化につながります。

とりわけ、次のような企業・組織に利用が向いています。

1. 税務処理などは社内部署で行うことが多い
2. 連結納税申告が必要な企業様
3. 完全クラウド化、自動化により、働き方改革を実践したい
4. 複数ユーザで共有し安全・安心に利用したい
5. ERPや会計ソフトなどを自社サーバで運用している
6. 災害に備えたBCP（事業継続計画）を策定し運用したい
7. 四半期ごとの短期指針もタイムリーにチェックしたい

ここでは、この「決算ロボット」との連携により対応した新たな機能について紹介します。

図1　決算ロボットの仕組み

WEB-APIによりクラウド上で容易にデータ連携

最初にブラウザ上のスイート建設会計／スイート法人会計のメイン画面で「連携サービス設定」のメニューをクリックし、「決算ロボット」との連携と仕訳項目を区別するための初期設定を行うだけで、会計データから申告書の各種別表に落とし込んで、申告書が自動作成されます。スイート建設会計／法人会計と決算ロボットとのWEB-API連携により、会計ソフト側からデータが自動取得されて法人税申告書用のデータを作成すると同時に法人税額を計算する仕組みになります。

また、会計ソフト側にも決算仕訳の書き戻しも可能となっています（順次対応予定）。

図2　スイート会計シリーズメイン画面

最終的には、電子申告が可能な状態までを決算ロボットが自動で実施してくれます。直接電子申告と紙での出力の両方に対応しています。

法人の税務書類の作成は専門的で複雑な業務ですが、このように、従来当たり前のこととされ見過ごされていた手打ちによるアナログの作業を、ロボットがカバーすることで、決算処理の工数が劇的に低減されます。

今後の展開

スイート会計シリーズの決算ロボット連携機能は、グループ会社の個社対応に加えて、2022年4月から事業年度開始分の申告から適用となる「グループ通算制度」にも対応します。また、今後は電子インボイスへの対応も予定しています。

既に提供中の「スイート会計入力支援サービス」も併せて、ぜひとも便利にご活用ください。