ちょっと教えたいお話  デジタル田園都市国家構想
  • 国が現在推進している「デジタル田園都市国家構想」は、地方からデジタルの実装を進め、都市間格差の解消と地域活性化を目指すものです。これにより、自治体のクラウドや5G環境、データセンターなどのデジタル基盤整備が進めば、フォーラムエイトがいち早く取り組んできたデジタルツインを可視化する技術がますます有効に活用でき、「デジタルシティ/デジタルガーデンシティ」の実現につながります。

デジタル田園都市国家構想とは

デジタル田園都市国家構想は、現岸田内閣が目指す「新しい資本主義」実現に向けた最重要な戦略で、地方からデジタルの実装を進め、都市間格差の解消と地域活性化を目指すものです。具体的には、「自治体クラウドや5G、データセンターなどのデジタル基盤の整備」「遠隔医療、教育、防災、リモートワークなどの地方の先導的なデジタル化の取り組み支援」「地方創生交付金に加え、今回の経済対策で新設するデジタル田園都市国家構想推進交付金の活用」「デジタル臨調、GIGAスクール、スーパーシティ構想、スマート農業の成果の活用」「デジタル推進委員の全国展開」の5点を強調しており、そのため5Gや半導体、データセンターなど、デジタルインフラの整備が進められます。現在、当面の具体的施策と中長期に取り組むべき施策の全体像が取りまとめられており、精力的な活動が進められています。

2021年11月19日(金)に開催されたデザインフェスティバルDay3の特別講演でも、(一社)レジリエンスジャパン推進協議会 金谷年展氏と、デジタル庁統括官国民向けサービスグループ長 村上敬亮氏が登壇し、「デジタル田園都市国家構想実現会議」と「デジタル臨調」の設置などについて解説されました。Up&Coming136号P.34で紹介しているほか、弊社ホームページにも講演ムービーを掲載していますので、ぜひともご覧ください。


VRCGソフトとF8VPSでデジタルガーデンシティを実現

フォーラムエイトが業界に先駆けて開発・進化させてきた3DVR技術は、課題解決の共通基盤として産業・社会のあらゆる領域に展開されています。UC-win/Roadのリリース以来、20年来に渡って取り組んできた「デジタルツインの可視化」の考え方が、ようやく社会全体としても浸透し実を結びつつある状況といえます。

UC-win/Road による VR プラットフォームは、デジタルシティ/デジタルガーデンシティとして、3DVR ハザードマップによる災害対策、渋滞予測・物流シミュレーション、維持管理計画など、多様な目的で活用することができ、デジタル的に更新・拡張することで将来に渡って様々な目的で利用可能です。UC-win/RoadやShade3DといったVRCGソフトで構築したデジタル空間を、F8VPS(フォーラムエイトバーチャルプラットフォームシステム)によってWebプラットフォーム上で広く展開できます。

国の「デジタル田園都市国家構想」によって自治体のクラウドや5G環境、データセンターなどのデジタル基盤整備が進めば、遠隔の医療、教育、防災、リモートワーク、また、デジタル臨調や GIGA スクール、スーパーシティ構想、スマート農業等において、フォーラムエイトのこれらの技術をますます有効に活用することができます。

現在、弊社では「メタバースを実現するVRCGソフトとF8VPS~デジタルツインの可視化・デジタルガーデンシティの構築を加速~」をテーマとして活動を進めています。UC-win/Road、Shade3D、F8VPSを活用し、スーパーシティ、スマートシティの実現に向けた提案や、交通・物流を推進するMaaS、シミュレーションを活用した防災・減災ソリューションなど、デジタル田園都市国家構想の実現を今後も強力にサポート・推進していきます。



 

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