郷に入っては郷に従う
eCAADe2017国際会議出席のためローマへ。台風18号の影響が心配されたが何とか飛び立ち、アムステルダム経由でローマ・フィウミチーノ空港に到着。
夕陽を眺めながら電車に乗り、スーツケースを転がしながら、予約したゲストハウスへ。しかし、ビルの入り口がロックされており、中に入ることができない。別の入り口を探してみたが見当たらず、しばらく佇んでいると中から人が出てきたので、ビルに入ることはできたが、今度はゲストハウスの受付ドアが閉まっている。ドアに書かれた電話番号を控え、ビルの足下にある八百屋に駆け込み、電話をかける。オーナーが電話に出てくれたので解決したかと思いきや、当日は日曜でもう帰宅してしまったとのこと。予約者リストにも筆者の名前はなかったとのこと。受話器の向こうでオーナーは色々と気遣いを見せてくれ、結局、近所にある別のゲストハウスを探して当ててくれた。
スーツケースと100mほど歩いて訪れた新たなゲストハウスは、線路沿いにあった。受付で説明はなかったが、マンションの民泊らしく、いわゆるミングルの仕様。最大4人乗りの狭いエレベータを降りて玄関を入ると真ん中の共用スペースにキッチンとダイニングがあり、両側が各自の部屋である。割り当てられた部屋は申し分ない広さであったが、今度は、WiFiが繋がらない。なので調べものができない。受付スタッフと何度もやり取りをして、WiFiルータを何度か再起動して、ようやく繋がった。WiFi依存症というのだろうか、WiFiが繋がらない環境に不安を感じてしまうようになっていたことに気がついた。
後で聞いてみると、予約サイトから宿へ予約が通っていなかったそう。ローマでは珍しくないらしい。旅の初日は何かとハプニングが多いものだけれど、When
in Roma, do as Romans do.(郷に入っては郷に従う)を身体で覚えよ、ということなのかな。 |