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辰巳満次郎(能楽師) DK、その精神を自ずと持つから、見るものの心の深きに触るかと。時空も次元も越えるは、人々の魂の為せる業、其を引き出すDKの美しさ、嬉しさ、有り難さ。分からせようとしていないものを見る心地良さ、分かろうと思わずに己を感じる愉しさ。 堀内正範(朝日新聞社社友月刊丈風編集人) 世界遺産など先人の営為が「今」に生き続ける現場を「掛け軸」として気付かれずに動き気付くと変わっていく映像を重ね合わせることで「一期一会」の「今」の光が、社寺や古建築など久遠であろうとする存在の本質や、公園や街路などの制作者の美意識・意図を明らかにして、視る者の体内におだやかに取り込んでいきます。これがきっと「長谷川曼荼羅」の芸術性の精髄なのでしょう。 富島三貴(みゆきの里 会長) 移ろいゆく映像に脳がまるで撫でられているかのような心地よさを感じます。静けさと大胆さと。「諸行無常」という言葉が浮かびました。現実の「諸行無常」がこれくらい心地よいものであれば、と・・・ 町田宗鳳(宗教哲学者) 抽象具象の区別をはるかに超えたアートと言えるが、私は人間の無意識に潜む「元型イメージの可視化」だと思った。だから、見ていて飽きることがないし、一種の瞑想状態にも入ることになる。日本人特有の「造形力」については、私も早くから指摘してきたが、日本オリジナルの「デジタル造形」が世界中で評価されていることは、嬉しい。 |
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(Up&Coming '23 秋の号掲載) |
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