フォーラムエイトは2019年8月9日にSDGsミッションを公開し、ソフトウェア開発を通したSDGs貢献についての方針と活動内容を発表しました。さらに、デジタルツインを展開するWebプラットフォームシステムF8VPS(フォーラムエイト・バーチャルプラットフォームシステム)や完全クラウドのUC-1 Cloud自動設計の開発・提供などに伴い、SDGsミッションの内容を順次更新・拡張しています。

第11回 「フードロス削減でSDGsを推進」

■災害備蓄用食料をフードバンク等への寄付に活用

フォーラムエイトでは、緊急事態(地震などの自然災害、火災、テロなど)への対策や、それらの発生時を想定した行動計画であるBCP(business continuity plan:事業継続計画)の一環として、食料・飲料水などの災害備蓄品を全社員分用意しています。
さらに、これらの災害用備蓄品の定期的な入れ替えに際して、役割を終えたものについてはフードバンク団体等への寄付を行うことで、社会的・人道的支援や食品ロス削減に貢献しています。
これは、「1.貧困をなくそう」、「2.飢餓をゼロに」、「3.すべての人に健康と福祉を」、「12.つくる責任 つかう責任」といったSDGのターゲットの実現にもつながっています。

■BCP強化はSDGsの目標達成にもつながる

このような非常食の消費期限や、それに伴う定期的な入れ替え・購入の計画は、フォーラムエイトで開発・提供を行っている「BCP作成支援ツール」で管理・実践することができます。また、Webプラットフォームシステム「F8VPS」のERP機能と連携することで、社員増による必要個数の変動についても適切に対応することが可能です。
BCP作成支援ツールは、被災時に社員の配置を倒壊危険や火災危険度、地震リスクなどのハザードマップと重ね合わせて地図上で確認し、帰宅困難社員の特定や事業継続時における社員の配置検討(通勤可否の検討)など、緊急時の復旧要員の配置計画に利用できます。また、SNSと連携した非常時の連絡・安否確認にも対応しています。
このように企業が事業継続を図ることは、雇用を守ることに加えて、都市および社会、産業のベースを守ること、ひいては経済成長を維持することにつながります。さらにこれらは、「1.貧困をなくそう」、「8.働きがいも経済成長も」、「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」、「11.住み続けられるまちづくりを」といったSDGsの複数のターゲットの実現にも結びついていきます。

フォーラムエイトは今後も、ソフトウェアの開発・提供のみならず企業活動の全般を通して、いっそう幅広くSDGsに貢献できるよう、取り組みを継続していきます。

▲全社員に3食3日分の非常食を配布し、入れ替えの際はフードバンク寄付を実施

BCP(事業継続計画)作成支援ツール

▲BCP作成支援ツール拠点詳細画面 ▲BCP非常時連絡アプリ
▲被害状況をクラウドで共有し、作業拠点とスタッフの配置を可視化

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(Up&Coming '22 秋の号掲載)
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