本連載は、フォーラムエイトの製品ラインナップに新たに加わった、クラウド会計シリーズ「スイート建設会計」「スイート法人会計」「スイート給与計算」についてのコーナーです。フォーラムエイトのクラウド開発チームから製品の機能や関連情報をご紹介します。

ユーザ紹介

関塾大宮大成校

開校15年目になる地域密着型の学習塾。個別教室でありながら、埼玉県TOPの浦和高校や浦和第一女子校などに多くの合格者を排出。大学受験では東京大学の合格者もおり、取材にはちょうど東大生の塾OGの方が講師をしていました。関塾大宮大成校はFC契約で本部から独立した経営管理のため、スイートシリーズ(スイート法人会計・スイート給与計算)を導入しています。

―スイートシリーズを導入されたきっかけを教えてください。

「今年から電子帳簿保存法がスタートするとのことだったので、今までのパッケージの会計からクラウドの会計システムに変更しようと思っていました。在宅勤務時間もありますので、会社のPCだけでなく自宅のPCでも経理業務ができる必要がありました。いろいろ他社のクラウド会計も検討したのですが、スイートシリーズに決めました。」

―スイートシリーズを選んでいただいた理由を教えていただけますか。

-「スイート法人会計」を選んだ理由を教えていただけますか。

「スイート会計は、入力者IDに制限がないことが最大の魅力です。導入時から入力IDを10人程度分発行する予定でしたので、これで比較すると他社よりも一番コストパフォーマンスが高いことがわかりました。また、塾の場合、アルバイトの講師も多いので、給与明細を手渡しすることなく、各自がスマホで確認できるので便利ですね。」

「データコンバートできるのも魅力でした。他社の会計ソフトからデータ移行を予定している会社には便利ですね。」
「塾のアルバイト計算は特殊で、時給ではなくコマ単価で計算するのですが、これにも対応できたので助かりました。」

―ご利用をしていて便利なところはどこですか?

「当社は、銀行はすべてネット銀行ですので、取引明細をcsvで書き出すことができます。これを仕訳データとして変換できるかどうかも重要な点でした。スイート会計は、データコンバート機能ですべて仕訳に変換できるので入力ミスがなくなり、残高チェックも不要になりました。」

「あと、複数人で同時入力できるので便利ですね。他の教室の教室長も授業終了後の同じ時間帯に一斉に入力していますが、問題なく運用できています。」

―今後のご要望がありましたらお聞きして開発部に報告させていただきますが・・・。

「十二分に検討して導入したので満足していますが、見ての通り塾の事務所は生徒からオープンなので、経理関係の書類はなるべく机上に置きたくなく、すべてデジタルデータで処理したいのです。領収書などの原子証憑はpdf化していますので、これらが管理できるファイルストレージ機能が充実するといいですね。」
「来年、電子インボイス制度も始まりますから、電子データの取り扱いがどんどん便利になることを期待しています。」

―先生、詳しいですね。

「当塾では、簿記検定試験の受験指導もしていますから。簿記も教えている学習塾です(笑)。」

写真:関塾大宮大成校
教室長 神田智さん
URL:http://www.drkanjuku.com/

スイートERP

今回はERP(Enterprise Resource Planning)を支援するスイートシリーズ製品「スイートERP」をご紹介します。
ERPとは、企業の基幹となる業務を統合し、効率化、情報の一元化を図るためのシステムです。

ERPで企業内の課題を解決

APIとは、Application Programming Interface という用語を略したもので、OSやアプリケーションなどが持つ機能を、別のアプリケーションが利用できるようにするためのインタフェースのことです。近年ではこの概念をクラウドサービスにも適用することで、サービス間のデータ連携が容易実現できるようになっています。クラウドサービス版APIは、Web API と呼ばれており、多数のウェブサイトにて提供されています。

スイートERPは、これらの課題を解決します(図1)。

■図1 スイートERP

必要な業務機能をビルドイン

スイートERPは情報をERP統合データベースで一元管理し、各業務は同じデータベースを使います。従業員の人事情報を起点として、顧客管理、販売管理、生産管理、購買、在庫、会計といった各業務機能が、フォーラムエイトの培った実践知としてビルドインされていますので導入してすぐに使うことができます。スイートERPは、クラウド活用ソリューションであるため、設備負担なく始められることもメリットです。

スイート会計のWeb API

スイートERPは、企業で日常的に使用するWebグループウェアから利用します。グループウェアは、業務共通で使うスケジュール管理、施設予約、掲示版、勤怠管理、経費精算、出張旅費精算の各種申請ワークフロー、大容量ファイルの転送機能等を標準で提供します。

このように、グループウェア機能、各業務支援機能の一式をクラウドで提供する統合業務支援ソリューションとして活用できます。

ERPとバーチャル空間の連携

スイートERPのようにクラウドを活用してバーチャル空間を提供するF8VPS(Forum8 Virtual Platform System)もリリースされています。

F8VPSとスイートERPは連携させることが可能です。例えば、作業現場からバーチャルオフィスにログオンして出社、スイートERPで効率的に業務を遂行する、といったワークスタイルが実現できます(図2)。

図2 バーチャルオフィス(建物全体)

さらに、業務目的に応じてフロア、部屋に移動ができます。バーチャルオフィスでは、アバターを介して交流ができます(図3)。もちろんバーチャルオフィスでの会議も可能です(図4)。

図3 アバターで交流

図4 リモート会議

VR環境を活かして、3Dモデルを空間に持ち込み、様々な視点から集中検討、レビューといったことも可能です(図5)。日常的な利用だけでなく、災害等の時の危機管理対応、業務継続の備えとしても有効です。

図5 3Dモデルで集中検討

どこでも業務ができるスイートERPとF8VPSバーチャル空間の組み合わせで、ニューノーマル時代のビジネスシーンで様々な可能性が広がります。

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