ひび割れの原因推定、補修要否判定、工法選定プログラム

コンクリートの維持管理支援ツール
(ひび割れ調査編) Ver.4

初版リリース:2003.09.22/最新Ver.リリース:2023.04.28

¥157,300(税抜¥143,000)

プログラム概要

製品準拠指針の使用許諾について
本製品は、「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針2022」の使用にあたり、著作者である(公社)日本コンクリート工学会から使用許諾を得ています。

コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編)
「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針2022」(公益社団法人 日本コンクリート工学会)で提示されている考え方に基づいて、ひび割れ調査結果からのひび割れの原因推定と補修・補強の要否の判定、推定されたひび割れの原因に応じた補修工法の選定を行うものです。

コンクリートの維持管理支援ツール(設計編)
「【2002年制定】コンクリート標準示方書[施工編](以下、施工編)」(社団法人 土木学会)、「【2012年制定】コンクリート標準示方書[設計編](以下、設計編)」(社団法人 土木学会)、「【2017年制定】コンクリート標準示方書[設計編](以下、2017年設計編)」(社団法人 土木学会)および「コンクリートライブラリー112 エポキシ樹脂塗装鉄筋を用いる鉄筋コンクリートの設計施工指針[改訂版](土木学会 平成15年11月10日 改訂版・第1刷)(以下エポキシ鉄筋設計施工指針)」に基づいて、コンクリート構造物の耐久性照査とコンクリートの配合設計に必要なコンクリートの性能照査を行うものです。

▲入力画面(構造物環境/図書記録)
-ひび割れ調査編

▲結果確認(要求性能へ与える影響の程度)
-ひび割れ調査編

▲入力画面(塩化物イオン照査条件
[調査地点の設定]) -設計編

Ver.4.0.0 改訂内容<2023年 04月 28日リリース>

<ひび割れ調査編>

  • コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針-2022-に対応
    (1)調査記録に水掛かりに関する入力項目を追加
    (2)原因推定において水掛かりの有無による分類を追加
    (3)評価において水掛かりの有無による鋼材腐食に対する耐久性判定を追加
  • 補修および補強の有無の個別設定に対応

<設計編>

  • 中性化と水の浸透に伴う鋼材腐食に対する照査に対応
  • 写真のエクスポートに対応
  • 塩害の劣化期間の算出に対応
  • 管理機能を拡張
    (1)管理ディレクトリの複数登録に対応
    (2)写真の複数登録に対応

関連情報

プログラムの機能と特長(ひび割れ調査編)

プログラムの機能と特長

ひび割れ原因の推定
ひび割れの調査で得られた下記の項目に関するデータを入力することにより共通原因を検索し、ひび割れの原因を推定します。

  1. 原因のおおよその判別
  2. パターンの分類
  3. 変形の種類による分類
  4. その他の分類(任意)
  5. 水掛かりの有無による分類
  • 上記の項目に対する選択理由が入力されている場合には、出力に反映されます。
  • 共通原因が複数検索された場合に、除外する共通原因を選択し、除外理由を書き込むことができます。
    除外理由は出力に反映されます。

ひび割れ(損傷度)の評価
ひび割れが部材(構造物)の要求性能に与える影響の程度を示す客観的な結果として、部材(構造物)の性能へのひび割れの影響度を「大」「中」「小」のいずれかにより表現(評価)することとします。ひび割れの原因の推定結果を踏まえて下記の評価をいずれか行います。

補修・補強の要否判定
構造物に要求される下記の性能のうち、「機能性能」と「耐久性能」に対してひび割れ幅に基づいて補修の要否判定を行います。また、対象部材が構造部材の場合には「構造計算の必要性」の有無を判定します。

用語 土木分野 建築
分野
意図するところの具体的内容
1. 構造安全性能 安全性能 安全性 終局強度(耐力)、剛性、じん性
(変形性能、耐震性能に関係するもの)
2. 第三者への影響度に関する性能 第三者への影響度に
関する性能
安全性 かぶりコンクリート、タイルのはく落等による
第三者への影響度
3. 機能性能 使用性に関する性能
(ただし美観・景観を含む)
使用性 防水性(漏水性)、気密性など、
美観・景観も含む
4. 耐久性能 耐久性能 耐久性 構造物の性能を使用(併用)期間内に
維持する性能
5. 修復性 修復性 維持管理や性能低下時の修復の容易性

▲「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針-2003-」 解説表-4.1

補修工法の選定
評価の結果、補修の目的、ひび割れの状況・状態、鉄筋の腐食の有無により適した補修工法を選定します。また、アルカリ骨材反応、中性化、塩害、凍害、化学的侵食など劣化に起因する場合には要求性能に応じて補修工法を選定します。

適用範囲

コンクリート構造物(土木構造物、建築構造物)に適用できます。 「ひび割れ原因の推定」、「補修・補強の要否判定」、「補修工法の選定」はすべて【コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針2022」(社団法人 日本コンクリート工学協会)】によっており、これ以外の考え方に基づく「原因の推定」、「要否判定」、「工法の選定」はできません。 また、「安全性能」、「使用性能」に関する照査を行う機能は有していませんので、「補強の要否判定」において「構造計算を行う前提条件」に該当する場合には、別途「安全性能」、「使用性能」に関する照査が必要です。したがって、「補強が不要」の場合を判定することはできますが、「補強が必要」であるとの断言できない場合があります。

プログラムの機能と特長(設計編)

プログラムの機能と特長

地理院地図の導入
国土地理院 地理院地図(電子国土Web)の導入により管理対象構造物の一元管理が可能となります。

▲管理対象構造物の一元管理

地理院地図(電子国土Web)をプラットフォームとして用い、地図上に配置されたマーカーをクリックすることで、対象構造物の画像および管理概要を確認する事が可能となります。

▲写真地図表示モード

▲対象構造物概要の表示イメージ

コンクリート構造物の耐久性照査
「施工編2章 コンクリート構造物の耐久性照査」、「設計編2章 コンクリート構造物の耐久性照査」および「エポキシ鉄筋設計施工指針4章 構造物の耐久性照査」に基づき、以下の構造物の劣化に対する抵抗性および構造物の水密性に関する照査を行います。

  1. 中性化に関する照査[2002年の施工編、2012年の設計編]
    エポキシ樹脂塗装鉄筋を用いるときは、照査を行いません。
  2. 塩化物イオンの侵入に伴う鋼材の腐食に関する照査[2002年の施工編、2012年の設計編][エポキシ鉄筋設計施工指針]
  3. 凍結融解作用に関する照査[2002年の施工編、2012年の設計編]
  4. 化学的侵食に関する照査[2002年の施工編、2012年の設計編]
    [エポキシ鉄筋設計施工指針]に基づいた照査はサポートされません。
  5. アルカリ骨材反応に関する照査[2002年の施工編]
  6. 水密性の照査[2002年の施工編、2012年の設計編]
  7. 中性化と水の浸透に関する照査[2017年の設計編]

コンクリートの性能照査
「2002年の施工編6章 コンクリート配合設計 6.4 コンクリートの性能照査、2007年の5.2.11~5.2.13」に基づき、以下の照査を行います。

  1. 中性化速度係数の照査
  2. 塩化物イオンに対する拡散係数の照査
  3. 相対動弾性係数の照査
  4. 耐化学的侵食性の照査
  5. 耐アルカリシリカ反応性の照査
  6. 透水係数の照査

照査パターン

特性値の
設定方法
予測値の設定方法 照査項目
中性化 塩害 凍害 化学的
侵食
アルカリ
骨材
水密性 中性化と
水の浸透
入力 試験結果から算定 ◎※1 ◎※2
W/C、W/Bから算定 × × ×
性能照査を満足するW/Cを算出 × × × × × × ×
照査を満足する
値を設定
試験結果から算定 × ×
W/C、W/Bから算定 × × ×
W/Cそのもので判定する  × × × ×
入力 特性値から算定 × × × × × ×
W/Cから算定 入力 × × × × × ×
入力 -- × × × × × ×

※1:試験結果で確認すれば良く、本プログラムではサポートしていない。
※2:厳密には特性値ではないが、ここでは特性値に準じる扱いとした。

配合設計
「施工編 6.4.2 強度の照査」に基づいて、セメント(結合材)比と圧縮強度の関係式を定義することにより、セメント量、骨材量を算定します。

適用範囲

照査の範囲
本プログラムを使用して、ポルトランドセメント、混合セメントを使用したコンクリートの耐久性照査および性能照査ならびにエポキシ樹脂塗装鉄筋を用いる場合の「塩化物イオンの侵入に伴う鋼材腐食に関する照査」を行うことが可能です。ただし、以下の耐久性照査および性能照査は行うことができません。

照査が不可能な耐久性

  • 耐火性

照査が不可能なコンクリートの性能

  • 強度の照査
  • 耐火性の照査
  • 断熱温度上昇特性の照査
  • 乾燥収縮特性の照査
  • 凝結特性の照査

係数等の取り扱い
本プログラムでは「施工編」で規定されている安全係数および提示されている回帰式や推定式の係数は初期値として与えられていますが、これらの安全係数や式の係数を設計者の責任の下に変更できるようにしています。独自の実験等で得られた結果に基づいて係数の値を変更することが可能です。ただし、式形を自由に与えることはできません。

適用基準及び参考文献

適用基準(ひび割れ調査編)
日本コンクリート工学協会 「コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針2022」2022年6月
「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針-2009-」2009年3月
製品準拠指針の使用許諾について

「コンクリートのひび割れ調査、補修、補強指針-2009-」および「コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針2022」の使用にあたり、著作者である(社)日本コンクリート工学協会から使用許諾を得ています。 なお、本指針の内容を二次使用(再使用)することはできません。ただし、本製品の出力等成果を利用することは認められています。

適用基準(設計編)
土木学会 【2002年制定】コンクリート標準示方書[施工編]
コンクリートライブラリー112 エポキシ樹脂塗装鉄筋を用いる鉄筋コンクリートの設計施工指針[改訂版](平成15年11月10日 改訂版・第1刷)
 【2012年制定】コンクリート標準示方書[設計編]
【2017年制定】コンクリート標準示方書[設計編]
製品準拠指針の使用許諾について

【2002年制定】コンクリート標準示方書[施工編]、【2012年制定】コンクリート標準示方書[設計編]、【2017年制定】コンクリート標準示方書[設計編]および 「コンクリートライブラリー112エポキシ樹脂塗装鉄筋を用いる鉄筋コンクリートの設計施工指針[改訂版](平成15年)」の使用にあたり、著作者である(社)日本コンクリート工学協会から使用許諾を得ています。 なお、本指針の内容を二次使用(再使用)することはできません。ただし、本製品の出力等成果を利用することは認められています。

プログラム概要

震度法、保有耐力法による計算、部材の設計をサポートし、詳細設計レベルで様々な基礎形式・工法の検討が行えます。地層・作用力データを共有し、3面図表示によるデータ確認、図をまじえた結果表示、[基準値]機能をサポート。各基礎工の設計調書、異種基礎の比較表の出力が可能。杭基礎では、鋼管ソイルセメント杭を含む13種の杭種に対応。各種工法をサポートし、補強設計(増し杭)にも対応。

機能 Lite Standard Advanced
計算 液状化の判定
直接基礎
杭基礎
ケーソン基礎 -
鋼管矢板基礎 -
地中連続壁基礎 -
CAD 杭基礎
直接基礎 - -
その他 ESエクスポート(杭基礎) - -

▲ 製品構成別対応機能

関連情報

»バックナンバー

◆新製品紹介
基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.2(Up&Coming '16 秋の号掲載)
基礎の設計(Up&Coming '14 秋の号掲載)
◆サポートトピックス
杭基礎設計便覧(H27)仮想鉄筋コンクリート断面照査について(Up&Coming '16 新年号掲載)
◆セミナー参加申込受付中
基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)セミナー

プログラムの機能と特長

杭基礎

杭基礎

直接基礎

直接基礎

鋼管矢板基礎

鋼管矢板基礎

地中連続壁基礎

地中連続壁基礎

ケーソン基礎

ケーソン基礎

図面作成:杭基礎(Lite以上)

図面作成:杭基礎(Lite以上)

図面作成:直接基礎(Advanced)

図面作成:直接基礎(Advanced)

適応基準及び参考文献

適応基準及び参考文献

・道路橋示方書・同解説 I 共通編/III コンクリート橋編/IV 下部構造編、V 耐震設計編 H24年3月 日本道路協会

・設計要領 第2集 1章 計画、4章 基礎構造、5章 下部構造 H18年4月 東・中・西日本高速道路株式会社

・杭基礎設計便覧 H27年3月、H19年1月、H4年10月 日本道路協会

・鋼管矢板基礎設計施工便覧 H9年12月 日本道路協会

・道路橋の耐震設計に関する資料 H9年3月 日本道路協会

・道路橋の耐震設計に関する資料 -PCラーメン橋・RCアーチ橋・PC斜π橋・地中連続壁基礎・深礎基礎等の設計計算例- H10年1月 日本道路協会

・既設道路橋基礎の補強に関する参考資料 H12年2月 日本道路協会

・鋼管矢板基礎 -その設計と施工- H11年10月 鋼管杭協会

・杭基礎の計算法とその解説 1987年1月 土質工学会

・杭・ケーソン・鋼管矢板および地中連続壁基礎の設計計算例 2000年2月 山海堂 岡原美知夫他

・土木研究所資料第1175号 矢板式基礎の設計法 (その1) S52年2月、(その2) S52年6月、(その3) S52年3月 建設省土木研究所

・わかりやすいケーソン基礎の計画と設計 H10年11月 総合土木研究所

・鋼管杭基礎の設計と施工 道路橋示方書(H14年3月版) 改訂対策 H14年4月 鋼管杭協会

・STマイクロパイル工法 設計・施工マニュアル(案) 2000年5月 NIJ研究所

・SPマイクロパイル設計・施工マニュアル(案) H20年11月 エスティーエンジニアリング(株)

・既設基礎の耐震補強技術の開発に関する共同研究報告書(その3)、高耐力マイクロパイル工法(6冊分の2)、
STマイクロパイル工法(6冊分の3)、 ねじ込み式マイクロパイル工法(6冊分の4)設計・施工マニュアル
H14年9月 独立行政法人 土木研究所、(財)先端建設技術センター

・大型地下構造物ケーソン設計マニュアル  H13年8月 日本圧気技術研究所

・道路技術基準図書のSI単位系移行に関する参考資料 第1巻-交通工学・橋梁編- H14年11月 日本道路協会

・一般土木工法・技術審査証明報告書 ガンテツパイル(鋼管ソイルセメント杭工法) H12年3月、HYSC杭(鋼管ソイルセメント杭工法)  H12年12月 国土開発技術研究センター

※2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。

製品価格

本体価格

価格は税込表示です

■本体価格

製品名

価格

コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編) Ver.4 ¥157,300(税抜¥143,000)

■フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。

製品名

価格

コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編) Ver.4 ¥62,920(税抜¥57,200)

>>ライセンス形態についての詳細はこちら

サブスクリプションサービス 契約価格


サブスクリプションサービス 契約価格

■サポート内容
・バージョンアップ無償提供  ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX)  ・ダウンロードサービス  ・保守情報配信サービス  

※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。

価格は税込表示です

対象製品 初年度 1年
サブスクリプション(コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編) Ver.4) 無償 ¥62,920(税抜¥57,200)
サブスクリプション(コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編) Ver.4 フローティング) ¥88,088(税抜¥80,080)

フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB) 交換ポイント


フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB) 交換ポイント

フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB)」は、ご購入時に購入金額に応じたポイントを登録ユーザ情報のポイントバンクに加算し、次回以降の購入時にポイントに応じた割引または、随時特別景品に交換するユーザ向けの優待サービスです。

製品名 交換ポイント数
コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編) Ver.4 85,800ポイント

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス価格


■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能

■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能

■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。

※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。

※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス

価格は税込表示です

■レンタルライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編) Ver.4 ¥70,785 ¥83,369 ¥102,245

■レンタルフローティングライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編) Ver.4 ¥117,975 ¥139,997 ¥173,030

アカデミー価格


教育関係者、研究者、学生などの教育目的のご利用に向けて、アカデミーライセンスを提供しています。

アカデミー価格

価格は税込表示です

製品名 アカデミー価格
コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編) Ver.4 ¥125,840(税抜¥114,400)

バージョンアップ開発履歴


バージョンアップ開発履歴

■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。

コンクリートの維持管理支援ツール(ひび割れ調査編) Ver.4
バージョン リリース日 主なバージョンアップ内容
4.00.00 23/04/28
  1. コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針-2022-に対応
    (1)調査記録に水掛かりに関する入力項目を追加
    (2)原因推定において水掛かりの有無による分類を追加
    (3)評価において水掛かりの有無による鋼材腐食に対する耐久性判定を追加
  2. 補修および補強の有無の個別設定に対応

動作環境


動作環境

OS Windows 10 / 11
CPU OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境
必要メモリ(OSも含む) OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境
必要ディスク容量 約50MB以上 (インストール時及び実行時含む)
ディスプレイ(画面解像度) 1024×768以上推奨
入力データ拡張子 CRR(ひび割れ調査編)、CCD(設計編)
ファイル出力 HTML
F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、PDF、 JTD、JTDC

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画面サンプル

▲入力画面(構造物履歴/材料・施工)
-ひび割れ調査編

▲入力画面(構造物環境)
-ひび割れ調査編

▲入力画面(原因推定)
-ひび割れ調査編

▲入力画面(複合原因か否かの判定)
-ひび割れ調査編

▲入力画面(評価)
-ひび割れ調査編

▲入力画面(補修・補強の要否)
-ひび割れ調査編

▲入力画面(補修工法の選定条件)
-ひび割れ調査編

▲入力画面(補強工法の選定条件)
-ひび割れ調査編

▲結果確認(要求性能へ与える影響の程度)
-ひび割れ調査編

▲結果確認(補修工法の選定)
-ひび割れ調査編

▲結果確認
-ひび割れ調査編

▲入力画面(照査内容)
-設計編

▲入力画面(凍結融解照査条件)
-設計編

▲入力画面(塩化物イオン照査条件)
-設計編

▲入力画面(塩化物イオン照査条件[調査地点の設定])
-設計編

▲結果確認(塩害)
-設計編

▲印刷プレビュー
-ひび割れ調査編

▲印刷プレビュー
-設計編

HTML出力例

ひび割れ調査・補修・補強指針編

▲コンクリート標準示方書 施工編

▲配合設計(施工編)


PDF出力例

 
サンプルデータ1 (事例18)
( 9P, 35KB )
「コンクリートのひび割れ調査、
補修・補強指針-2003-」
(公益社団法人 日本コンクリート工学会)
の事例18を参照した例
サンプルデータ2 (事例27)
( 8P, 37KB )
「コンクリートのひび割れ調査、
補修・補強指針-2003-」
(公益社団法人 日本コンクリート工学会)
の事例27を参照した例
サンプルデータ3 (事例30)
( 9P, 35KB )
「コンクリートのひび割れ調査、
補修・補強指針-2003-」
(公益社団法人 日本コンクリート工学会)
の事例30を参照した例

サンプルデータ4 (事例34)
( 17P, 66KB )
「コンクリートのひび割れ調査、
補修・補強指針-2003-」 (公益社団法人 日本コンクリート工学会)
の事例34を参照した例

サンプルデータ5 (例7完了)
( 19P, 86KB )
「コンクリートのひび割れ調査、
補修・補強指針-2003-」
(公益社団法人 日本コンクリート工学会)
の事例7を参照した例

サンプルデータ6 (例7中断)
( 10P, 49KB )
「コンクリートのひび割れ調査、
補修・補強指針-2003-」
(公益社団法人 日本コンクリート工学会) の事例7を参照した例

1.維持管理編 考え方

RC床版の累積疲労の照査は可能か?

床版の支間方向と支間直角方向を独立して照査することが可能で、永久荷重による応力度および変動荷重による応力度と繰返し回数が明らかであれば、「RCはりの疲労」の機能で累積疲労損傷度による照査が可能です。


2.ひび割れ調査編 考え方

補修と補強の違いは何か?

「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針-2003-」において「補修」と「補強」はそれぞれ以下のように定義されています。


  • 補修:
    ひび割れの発生によって損なわれたコンクリート構造物の耐久性、防水性など、耐力以外の性能を回復させることを目的とする行為
  • 補強:
    ひび割れの発生によって損なわれたコンクリート構造物の耐力低下を回復させることを目的とする行為

短期的な荷重、長期的な荷重とは何か?

短期的な荷重とは構造物に一時的に作用する荷重で、建築構造物でいう「短期荷重」、土木構造物でいう「従荷重」から「温度変化の影響」を除いた荷重を指します。具体的には「地震の影響」と「風荷重」が相当します。


ひび割れ原因の推定のみを行うことは可能か?

[中断]ボタンで中断することにより可能です。未設定の部分は報告書には含められません。
なお、複数の部位をひとつの調査としているとき、最後の部位以外で「補修・補強の要否判定」や「補強工法の選定」を飛ばして、次の部位の「ひび割れ原因推定」を始めるときは[スキップ]ボタンを利用してください。



3.施工編 操作

安全係数等の係数を複数与えて照査することはできるか?

乾燥しにくい環境か乾燥しやすい環境か、部位が上面か否かなどの条件により安全係数等が異なってきますが、本プログラムでは同一構造物においては使用されるコンクリートの品質は同一であると考え、厳しい条件で照査することを標準としており、安全係数等の係数は照査対象項目に対して一つだけ設定できるようにしています。


配合設計において、セメント(結合材)水比とコンクリートの圧縮強度の関係を設定することとしているが、この式における定数aおよびbはどのように与えればよいか。

[施工編]の解説では、上記に関し以下のように記述されています。
「コンクリートの圧縮強度は、ある範囲では、式(6.4.2)に示されるように、セメント(結合材)水比と直線関係にあることが知られている。この式における定数aおよびbは、セメントの種類や骨材の品質などによって相違するので、同一の品質について十分な資料がない場合には、試験によってこれらを定める必要がある。その場合は、適切と思われる範囲内で3種以上の異なった水セメント(結合材)比を用いたコンクリートについて試験して定めるのがよい。試験における誤差を小さくするため、試験値は2バッチ以上のコンクリートから造った供試体における平均値をとるのが望ましい。」したがって、十分な資料を有しない場合には、基本的には試験により定数を定めることとなります。


維持管理支援ツールとしてどういった場面での使用を想定しているのか?

同示方書の主旨より、「新たに建設される構造物」を対象として、構造性能照査編や耐震性能照査編によって設計された構造物が、径時変化により生じる現象を許容できるかの検討(耐久性照査)を行うものと考えております。
よって、本来施工に当たって照査すべき事項であり、「維持管理」とは少しずれるところが有るかもしれませんが、以下のことを考慮して維持管理支援ツールの一つとして位置付けています。

  1. 施工編に基づいた照査をクリアしているならば、施工が多少困難であり初期コストが掛かったとしても、施工後の維持管理費を抑えることができるであろうと予測されること。
  2. 既設の構造物において水結合材比が推定できれば、施工編に基づく照査により当該構造物の維持管理の必要性の程度をある程度予測することができること。

適用できる構造物の制限は?

RC構造物のみです。
疲労については、床版、または、はり構造に限定されています。
それ以外の劣化要因については、特定の構造を想定してはいません。


地域特性、自然環境などの外部環境を考慮できるか?

対象とする劣化要因によります。
例えば、塩害の場合は、検討パラメータに表面の塩化物イオン濃度がありますが、これは自然環境によって定まってくるものですので、考慮できると言えます。 疲労の場合は、検討パラメータに該当するものがありませんので、考慮できません。


塩害に対する照査におけるひび割れはどのようなひび割れを対象としているのか?

「構造性能照査編」で取り扱われている曲げひび割れが対象です。


4.入力

塩化物イオンの拡散係数はどのように設定すれば良いか?

塩化物イオンの拡散係数の予測値は試験結果等によって求めるのが原則ですが、データが無い場合には「施工編 6章」に示されている推定式を用いて推定するものやむを得ないと考えます。
特性値は予測値を用いて6章に示されている性能照査を満足するように定めます。この特性値から設計値を求め、塩化物イオン濃度を求めて照査します。
なお、コンクリート構造物表面の塩化物イオン濃度が0の場合は、塩化物イオンの侵入がありませんので鋼材面の塩化物イオン濃度は0となります。
汀線より1km以上離れた位置での塩化物イオン濃度を推定する方法は持ち合わせておりません。悪しからずご了承ください。


許容ひび割れ幅はどのように考えて入力すればよいか、教えてほしい。

かぶりに所定の係数を乗じて得られる許容ひび割れ幅そのものを入力して下さい。


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