セミナー・フェア開催レポート
緊急事態宣言の解除以降、様子を見ながら徐々に展示会が再開され始めています。展示会場では感染症対策として、入場者数の制限、入場時の体温測定、換気対策、消毒、スタッフと来場者のマスク着用などが徹底されています。WEBとリアルの同時開催、完全WEB開催の展示会もあり、主催者も出展企業も手探りしながらの工夫した開催となっています。フォーラムエイトも感染症予防対策を行ったうえで展示会に臨みました。今回は、大阪、名古屋、東京で、それぞれ緊急事態宣言解除後、初の参加となった3つのイベントをご紹介します。
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防災・減災に向け、VRプラットフォームで実現する国土強靭化ソリューション
第7回事前防災・減災対策推進展 ~ メンテナンス・レジリエンスOSAKA2020
●日時:2020年7月29日~31日 ●会場:インテックス大阪 ●主催:一般社団法人日本能率協会 |
緊急事態宣言解除後、インテックス大阪での初めてのイベントとなりました。同時開催の他の展示会を合わせても1日あたりの来場者数が3千数百人程度と例年より大幅に少ない中、3日間で300名近い方にブースをご訪問頂き、厳しい社会情勢の中、皆様の高い目的意識を感じる展示会でした。フォーラムエイトは、一般財団法人VR推進協議会の協賛を受け、VRプラットフォームを活用した国土強靭化ソリューションとして、FEM解析やシミュレーション、防災ICT、BCPを始めとした、防災・減災に役立つ各種ソリューションを提案・展示しました。展示会テーマに直接つながる内容のため反響も多く、河川・下水氾濫などの水害、土石流、津波、地震等、様々な自然災害への備えとして、3DVRを活用したハザードマップの展開、防災教育、避難訓練等のニーズを多数頂いています。また、事前防災だけでなく、発生した災害への対応として、道路災害・損傷の情報伝達や地震速報サービス、BCP支援ツールの提供や様々なアプリとの連携を合わせてご提案しています。今回、機器展示としては、ドローンの展示も行っていますが、併催で第6回「国際ドローン展」が開催されていたこともあり、災害時の調査や測量への活用を目的としたUC-win/Road UAVプラグインに関する引き合いもありました。また、自動運転や除雪車運転シミュレータの展示から訓練用シミュレータの導入のご相談もいくつか頂いています。今後も、自治体への提案も進めつつ、国土強靭化に資するソリューションを展開していきたいと思います。
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開会式 |
国土強靭化ソリューション |
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除雪車運転シミュレータ、自動運転 |
ブースの様子 ~UAV、土石流、地震シミュレータ |
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ものづくりに携わるあらゆる業種に向けて~
第5回設計・製造ソリューション展 ~ 第5回名古屋ものづくりワールド
●日時:2020年9月9日~11日 ●会場:愛知国際展示場 ●主催:リード エグジビション ジャパン株式会社 |
当初、ポートメッセなごやで4月開催予定だった本展示会は、開催が危ぶまれる中、約5ヶ月延期され、愛知国際会議場で開催されることになりました。愛知国際会議場は2019年8月にオープンしたばかりで、中部国際空港至近の国内最大級の国際展示場です。今回の展示では、先月型式認定を取得した安全運転シミュレータを筆頭に、溶接訓練シミュレータ、除雪車運転シミュレータ、地震シミュレータの注目度が高く、訓練、安全教育、自動運転、モビリティの分野の引き合いが多数ありました。教育・訓練については、熟練技術の継承や海外の非熟練労働者の能力向上に課題を抱える企業が多く、溶接訓練シミュレータのような体験、体感できるシステムのニーズが非常に高いと感じました。CAD/CG関連では、先日Ver.21がリリースされ、2DCAD機能が強化されたShade3Dのコストパフォーマンスに対する評価が高く、メインで利用しているCADのサブとして複数導入を検討したい、とのお話を複数頂いています。来場者の利用目的は2D/3DCAD、またはフォトリアリスティックレンダリングの2つに分かれますが、これ一つで両方に対応しますので、設計系、デザイン系広くご活用頂けます。是非一度ご検討ください。これからも、VRデジタルプラットフォームをベースに、あらゆる業種へ展開を図って参ります。
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各種体験シミュレータが注目を集めた |
安全運転シミュレータ |
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溶接訓練シミュレータ |
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J WAVE INNOVATION WORLD COMPLEX at Takanawa Gateway Fest
●日時:2020年8月15日~16日 ●会場:高輪ゲートウェイ駅前特設会場 ●主催:J-WAVE、特別協力:東日本旅客鉄道株式会社 |
本イベントは2020年3月14日に開業した高輪ゲートウェイ駅の開業に合わせて開催したTakanawa Gateway Festの一環として実施。そこでフォーラムエイトは国家公安委員会による型式認定を受けた安全運転シミュレータ(詳細はP.37)とVR360の展示を行いました。 本イベントは2020年3月14日に開業した高輪ゲートウェイ駅の開業に合わせて開催したTakanawa Gateway Festの一環として実施。そこでフォーラムエイトは国家公安委員会による型式認定を受けた安全運転シミュレータ(詳細はP.37)とVR360の展示を行いました。 本イベントのテーマは「モビリティがつくる未来」。高輪ゲートウェイ駅の隣駅である品川駅周辺は2022年以降を目途にMaaSの拠点となる再開発が見込まれており、本イベントは未来の品川地域を写す鏡でもあると感じます。このコンセプトと今回のフォーラムエイトの展示物を照らし合わせると、VR360により無重力の世界を体験することで「未来」のモビリティを、安全運転シミュレータは「法規制の世界」を体験することで「現在」のモビリティを提供できたのではないでしょうか。 実際の展示は、入場者数の制限や1時間ごとに30分の換気、消毒などを行い、新型コロナウイルス感染症拡大対策を慎重に取りながらの展示となりましたが、2日間で284名という多くのお客様に体験して頂きました。お盆休みということもあり、ご家族で展示に参加されるお客様がほとんどでした。VR360ではお子様が体験されている間に両親がスマホで撮影、安全運転シミュレータでは親子で座席に座り、まるで二人羽織のような運転模擬をされる方もいらっしゃいました。 他社様の展示については、1)ロボットを操作して離れた物を掴む体験、2)障害物を自動回避、前車両を自動追従するモビリティの体験、3)ヘッドセットを付けて走行中の車両映像を見る体験、4)スマホ一つで電車・バス・タクシー等が利用できるMaaSサービスの紹介などがありました。全体として、「いかに人が非接触で行動できるか」が昨今の関心事である感染症対策と共通しており、現在そして未来のニーズを満たす内容でした。フォーラムエイトの展示においてもUC-win/Roadを用いたVRにより、現実世界とは非接触な仮想空間で、お客様に満足頂きました。 今回のイベントによって、今後予定されている品川駅西口の再開発も併せて、「モビリティが作る未来」により一層の注目が集まると思われます。この未来を現実にするためにも、是非ともフォーラムエイトのドライビングシミュレータによるソリューションをご検討ください。
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フォーラムエイト展示ブース |
VR360 |
踏むと色が変わるインスタレーション「COSMOS」 |
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シナスタジア様 VR内走行映像鑑賞 |
イベント会場全体 |
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THK様 体温計ロボ、ガチャすくい |
JR東日本様 MaaSサービス紹介 |
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沖電気工業様 コックピットによる遠隔操作でロボット動作 |
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