Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais | Europe



最新デバイス ストレージ最新事情 HARDWARE INFORMATION
2011-No.1

 ■ ストレージデバイス

 近年大きな技術的飛躍を見せる情報機器分野ですが、その中でも注目すべき展開を見せている機器の1つに、ストレージデバイスがあります。情報処理において必要不可欠な「記憶」を担当するこの分野もまた、CPUやメモリなどのICデバイスの進化に呼応して急速に発展しており、数TBもの容量を持つHDDや処理能力を追求したNANDフラッシュの登場など、話題にこと欠きません。

 そこで、ここでは最新ストレージデバイスの一つとしてNASとRAIDについて説明し、さらに、それらを用いたフォーラムエイトの取り組みについてご紹介します。


 ■ NAS

 NAS(ナス、Network Attached Storage)とは、TCP/IPネットワークへ直接接続して使用することができる記憶装置です。ファイルサービスに機能を特化させたサーバのような機器ですが、実際は機器ごとに組み込みのOSを搭載した専用機です。イメージとしては、LAN上で共有が可能な外付けHDDのようなものです。一般的にはファイルの読み書きだけでなく、共有フォルダに対してのアクセス制限設定や、本体のドメインへの追加など、ファイルサーバとしての基本的な機能も実装されています。
▲参考 NAS(BUFFALO TeraStation シリーズ TS-RXL/R5)


 ■ RAID

 RAID(レイド、Redundant Arrays of Independent Disks)とは、複数のHDDを1台のHDDのように仮想的に使用する技術で、HDDを何らかの形で冗長化することにより、信頼性(耐障害性)を向上させるために使われる技術です。形態により名称が変わり、それぞれRAID1〜RAID5と呼ばれます。各RAIDの名称と特徴は図2の通りですが、この中で現在よく用いられるものとして、RAID1及びRAID5が挙げられます。一般的にこれら各RAIDレベルの特性を考慮し、複合的に使い分けることによって冗長性と耐障害性を確保します。

長所 短所
RAID1
(ミラーリング)
・台数に応じて、等比級数的に耐障害性が向上 ・利用できるHDD容量が常に構成台数の逆数となり、容量効率が悪い
RAID10 ・ミラーリングセットをストライピング(RAID0)したもの
・高い耐障害性
・台数に応じて等比級数的に耐障害性が向上
・ストライピングによるシーケンシャルリード・ライト
・非常に高価(例:2TB構成で50万円、など)
・容量効率が悪い
RAID5 ・HDD構成台数に比例して容量効率が向上
・パリティが複数台へ分散・読み込み処理が向上(シーケンシャルリード)
・書き込み性能が若干低下
・複数台同時のHDD障害には対応できない

▲表:代表的なRAIDレベル比較表


 ■ フォーラムエイトと最新のストレージデバイス

 フォーラムエイトはNASやRAIDを構築したデバイスを積極的に取り入れ運用することで、企業活動における財産であるデータの冗長性と、情報機器の信頼性の向上を図っています。

 たとえば、貴重な財産である情報の集積地となるサーバ群に関しては、NASとRAIDデバイスをフルに活用した運用を行っています。具体的な例を挙げると、まずサーバ関連機器のほぼすべては、ホットスワップに対応した複数のHDDによるRAID5を構築しており、単体での信頼性の向上を図っています。次に、それらのサーバは割り当てられたネットワーク上のNASへ、毎日特定の時間にバックアップツールのタスクによってバックアップが行われ、データの冗長性が高められています。加えて、各サーバは2か月に1度の頻度で、搭載するすべてのドライブのデータが外付けHDDへフルバックアップされ、それらは弊社宮崎支社へ送られ保管されています。

 このようにフォーラムエイトでは、最新のストレージデバイスを積極的に導入し、組み合わせ運用を行う事によって、信頼性の高いシステムの運用を図っています。

※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

     
前ページ    インデックス    次ページ
(Up&Coming '11 新年号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
櫻井工業株式会社
株式会社TEAM IWAKIRI PRODUCTS
[ 開催報告 ]
第17回FORUM8デザインフェスティバル






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
3次元鋼管矢板基礎の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.4
UC-1・UC-1 Cloud 統合版 BOXカルバート
電子納品支援ツール Ver.17
柔構造樋門の設計・3D配筋 Ver.17
建築杭基礎の設計計算 Ver.10

キャンペーン実施中
地方創生・国土強靭化 FORUM8セミナーフェアキャンペーン
レンタルアクセス同時購入キャンペーン・過去レンタルキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFFキャンペーン

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
4/2  ブロックUIプログラ
  ミングツールで学ぶ
  ジュニア・プログラミング
4/3  動的解析
4/4  下水道耐震設計体験
4/5  Shade3D-F8VPS
  メタバース入門

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション