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Q&A耐震性貯水槽の計算 Q&A ('24.03.11)

NEW! 更新内容

Q2−22.部材端結合タイプAの時、水平断面ボックスラーメンの側版荷重の取り扱いが選択できるが、部材端結合タイプBではどうなるのか。('24.03.11)

目  次
 1.適用範囲

Q1−1.「耐震性貯水槽の計算」が参考としている基準類および適用範囲を教えてほしい。

Q1−2.FRAME解析結果のデータをFRAME製品で利用することは出来ないのか?

Q1−3.躯体の半分が地上に露出しているようなタイプの計算も可能でしょうか

Q1−4.浮力の検討を行うことは可能か?

Q1−5. 土かぶりなしの状態で計算可能ですか

Q1−6.部材端結合=タイプAで、短辺/長辺>0.4 または 鉛直/長辺>0.4 の場合に、端部側版の四辺固定支持スラブ以外の検討を行うことは可能か?

Q1−7.ハンチを設けることは可能か?

Q1−8.配筋の各部位のかぶりは入力が1つしかないが、2段配筋することは可能か

Q1−9.丸鋼(SR235)に対応しているか

Q1−10.円形の貯水槽に対応していますか

Q1−11.安定計算に対応しているか

Q1−12.SD345とSD295の鉄筋材質が混在するケースの計算は可能か

Q1−13.土中で上部がオープン(頂版なし)の構造の検討は可能か?

Q1−14.貯水槽内が水だけではなく泥がある場合、水と泥の単位重量を個別に指定できますか

Q1−15.開口部がある形状に対応しているか?

Q1−16.断面力計算のFRAMEモデルにおいて、ハンチがある場合でもハンチを無視してモデル化していますが、何か考慮するスイッチがありますか

Q1−17.曲げ応力度の計算で、曲げモーメントが正の値なのに鉄筋の応力度σsが負の値となっているのはなぜか

Q1−18.ボックスラーメンのFRAME計算において、剛域を考慮することは可能か

Q1−19.浮力に対する検討において、内水重量を考慮に含めないのはなぜか?

Q1−20.プログラムで作成されるFRAMEモデルの支点条件や着目点数を変更することは可能か

Q1−21.底版に張出を設けた形状は可能か?

Q1−22.ヤング係数を変更しても、断面力がヤング係数変更前と変わらない

Q1−23.図面作成を行うことは可能か

Q1−24.Frameモデルで格点を追加したり、着目点数を変更することは可能か

Q1−25.浮力の検討をする場合の許容安全率の初期値が1.2となっているが出典は?

Q1−26.「設計条件」画面→「部材端結合タイプ」による断面力計算方法は?

Q1−27.メインメニュー「オプション」→「動作環境の設定」画面の「バックアップファイルを作成する」とは?

Q1−28.耐震性貯水槽とは何か。

Q1−29.御社がリリースしている「耐震性貯水槽の設計」と「マンホールの設計」では根本的にどのような設計思想の差があるのでしょうか?

Q1−30.雪荷重を考慮することは可能か。

Q1−31.水槽の容量を確認することは可能か?

Q1−32.3D図が描画されないのはなぜですか?

Q1−33.「設計条件」−「部材端結合タイプ」にある、剛結合とヒンジ結合の違いを教えてほしい。
 2.荷重

Q2−1.頂版位置での抵抗土圧強度P'pd1の算出において、計算書の出力式および計算値が「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル(財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」の計算例P.99と合わない

Q2−2.満水時・空の状態で荷重ケースを解析できるか?

Q2−3.「荷重」画面→「地震時」の『その他の補正係数(初期値1.20)』とは何か?

Q2−4.慣性力の向きは?

Q2−5.設計水平震度Khおよび設計鉛直震度Kvはどのような扱いとなっているか。

Q2−6.ボックスラーメンの計算において、荷重を直角二方向に配分することは可能か?

Q2−7.設計震度の「地域区分」「地盤種別」「基準震度」それぞれの分類の基準と補正係数の設定値を教えてください

Q2−8.自動車荷重を考慮することは可能か?

Q2−9.常時の静止土圧を変更することは可能ですか

Q2−10.内水圧ありの場合に底版反力算出において内水の重量を含めていないが理由は?

Q2−11.「考え方」画面→「浮力の検討」→「地下水位を地盤面とする」とは?

Q2−12.自動車荷重を考慮せずに上載荷重を考慮することは可能か?

Q2−13.温度荷重は考慮可能か?

Q2−14.常時の静止土圧係数を左右別に設定可能か

Q2−15.鉄筋の本数入力に対応しているか

Q2−16.自動車荷重で前輪も考慮して検討したいが、前輪の考慮は可能か。

Q2−17.内水圧が頂版を下から押すモデル(圧力水)の計算は可能か。

Q2−18.水位以深の土の単位体積重量の入力が無いが、どのように設定されているのか。

Q2−19.上載荷重で10(kN/m2)を設定しているが、自動車荷重(T-20)を考慮すると、計算書では上載荷重が0(kN/m2)となっているのはなぜですか?

Q2−20.常時と地震時で別の上載荷重を設定することは可能ですか?

Q2−21.上載荷重について、常時と地震時で別の値を設定できないでしょうか?

Q2−22.部材端結合タイプAの時、水平断面ボックスラーメンの側版荷重の取り扱いが選択できるが、部材端結合タイプBではどうなるのか。
 3.配筋

Q3−1.配筋の入力において、外側、内側に各々2種類ずつ鉄筋径とピッチが入力できるが、これは何を意味するのか

Q3−2.「配筋」画面の「平面」の配筋入力は短スパン側壁と長スパン側壁の配筋条件を入力するのでしょうか?

Q3−3.「配筋」→「平面」画面で入力する鉄筋はどの向きのものか?
 4.断面照査

Q4−1.応力度照査においてハンチの影響を考慮することは可能か?

Q4−2.曲げに対する断面算定は単鉄筋、複鉄筋それぞれで検討可能か?

Q4−3.主鉄筋の段落とし計算は可能ですか

Q4−4.貯水槽内に隔壁を設置したモデルは検討可能か

Q4−5.許容せん断応力度の割り増しはどのような式で計算されているか?

Q4−6.端部側壁スラブの計算書の「断面計算」の章に出力されているグラフの出典は?

Q4−7.せん断応力度の照査位置はどのような設定が可能か

Q4−8.端部側板スラブの照査では常時の計算結果を出してようだが地震時は必要ないのか。

Q4−9.考え方の「結合条件が半固定になることが考えられる場合」とは何か。また、「部材端:固定支持条件で固定端曲げモーメントを計算」にチェックを入れるのと入れないのとでは何が違うのか。



 1.適用範囲

Q1−1.

「耐震性貯水槽の計算」が参考としている基準類および適用範囲を教えてほしい。
A1−1. 『耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル』
 (財団法人 日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会)
を参考に
・現場打ち鉄筋コンクリート製水槽(角型一層式、自由水面式)
に対応しています。
 

Q1−2.

FRAME解析結果のデータをFRAME製品で利用することは出来ないのか?
A1−2. 可能です。計算実行後、「ファイル」−「名前を付けて保存」を行うことで、データファイルを保存したフォルダに拡張子が”$O1”というFRAMEデータファイルが作成されます。
保存したFRAMEデータは、Engineer's Studio,Engineer's Studio面内,FRAME(面内),FRAMEマネージャ,FRAME(2D)で読み込み可能です。FRAME(3D)はサポートしておりません。
 

Q1−3.

躯体の半分が地上に露出しているようなタイプの計算も可能でしょうか
A1−3. おそれながら現プログラムでは地下式のみ対応しており、お問い合せのような躯体の半分が地上に露出しているようなタイプ(半地中構造物)には対応しておりません。
どうぞご了承ください。
 

Q1−4.

浮力の検討を行うことは可能か?
A1−4. 可能です。
「考え方」画面→「浮力の検討」スイッチで「検討する」を選択してください。
 

Q1−5.

土かぶりなしの状態で計算可能ですか
A1−5. 土かぶりなし(土かぶり厚=0m)でも計算は可能です。
 

Q1−6.

部材端結合=タイプAで、短辺/長辺>0.4 または 鉛直/長辺>0.4 の場合に、端部側版の四辺固定支持スラブ以外の検討を行うことは可能か?
A1−6. 可能です。
「考え方」画面に『部材端結合タイプAの計算方法』の選択を設けており、部材端結合=タイプAで、短辺/長辺>0.4 または 鉛直/長辺>0.4 の場合、
 ・鉛直断面(短辺方向)ボックスラーメン
とともに、以下の4択のうちから1つを選択して検討可能です。
 ・鉛直断面(長辺方向)ボックスラーメン
 ・水平断面ボックスラーメン
 ・端部側版の四辺固定支持スラブ
 ・鉛直断面(長辺方向)+水平断面ボックスラーメン
 

Q1−7.

ハンチを設けることは可能か?
A1−7. 可能です。
長スパンの上側および下側、短スパンの上側および下側、平面のハンチ部についてそれぞれ寸法入力を設けています。
なお、ハンチの幅および高さは共通となります。
 

Q1−8.

配筋の各部位のかぶりは入力が1つしかないが、2段配筋することは可能か
A1−8. 2段配筋の入力には対応しておりません。
本プログラムで計算する場合は、1段目と2段目の鉄筋の重心位置を算出し、1段として近似していただく方法しかございません。
鉄筋の重心位置
 重心位置=(As1×d1+As2×d2)/(As1+As2)
  As1:1段目の鉄筋量(cm2)
  d1 :1段目のかぶり(cm)
  As2:2段目の鉄筋量(cm2)
  d2 :2段目のかぶり(cm)
この場合、鉄筋の応力度は、入力されたかぶり位置(2段配筋の重心位置)での値になり、最遠鉄筋位置での値ではありませんのでご注意ください。
 

Q1−9.

丸鋼(SR235)に対応しているか
A1−9. 丸鋼(SR235)には対応しておりません。
現プログラムで丸鋼での計算を行いたい場合は、
・「許容値」で、鉄筋の許容応力度を変更
・「配筋」で、ピッチまたは本数を調整して鉄筋量を近似
の入力でご対応くださいますようお願いいたします。
 

Q1−10.

円形の貯水槽に対応していますか
A1−10. 現在は矩形のみに対応しており、円形の貯水槽には対応しておりません。
 

Q1−11.

安定計算に対応しているか
A1−11. 浮力の検討には対応していますが、地耐力等の安定計算には対応していません。
 

Q1−12.

SD345とSD295の鉄筋材質が混在するケースの計算は可能か
A1−12. 鉄筋材質の設定はSD345またはSD295のどちらか一方のみとしており、鉄筋材質が混在するケースには対応しておりません。
 

Q1−13.

土中で上部がオープン(頂版なし)の構造の検討は可能か?
A1−13. 上部がオープン(頂版なし)の構造には対応しておりません。
 

Q1−14.

貯水槽内が水だけではなく泥がある場合、水と泥の単位重量を個別に指定できますか
A1−14. 貯水槽内には水だけを想定しており、水と泥の単位重量を別々に指定することはできません。
 

Q1−15.

開口部がある形状に対応しているか?
A1−15. 本製品は開口部の設置には対応しておりません。
 

Q1−16.

断面力計算のFRAMEモデルにおいて、ハンチがある場合でもハンチを無視してモデル化していますが、何か考慮するスイッチがありますか
A1−16. 本プログラムでのFRAME解析時の本体骨組みモデルにつきましては、
「道路橋示方書・同解説 W下部構造編(H24.3)日本道路協会」P.211の
 3)断面力を算出する場合の軸線は、ハンチを無視した部材断面の図心軸線に一致させる。
の内容を採用しており、ハンチの影響を考慮した骨組みモデル化は行っておりません。
 

Q1−17.

曲げ応力度の計算で、曲げモーメントが正の値なのに鉄筋の応力度σsが負の値となっているのはなぜか
A1−17. 本プログラムのボックスラーメンの曲げ応力度計算では、曲げモーメントと軸力が作用する鉄筋コンクリート長方形単鉄筋断面として計算しており、軸力が大きく曲げモーメントが小さいケースでは、全断面圧縮状態となる場合があります。
また、中立軸位置Xもご確認ください。
中立軸位置Xが部材高を超えている場合、全断面圧縮状態となっており、鉄筋に圧縮応力度が生じています。
鉄筋に圧縮応力度が生じている場合、鉄筋の応力度σsは負の値で出力しております。
 

Q1−18.

ボックスラーメンのFRAME計算において、剛域を考慮することは可能か
A1−18. 剛域を考慮した計算には対応しておりません。ご了承ください。
 

Q1−19.

浮力に対する検討において、内水重量を考慮に含めないのはなぜか?
A1−19. 「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル H17.6 (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」P.50に水槽空虚時において照査を行うよう記述されており、現プログラムでは内水重量を無視して検討します。
 

Q1−20.

プログラムで作成されるFRAMEモデルの支点条件や着目点数を変更することは可能か
A1−20. 支点条件や着目点数は内部で自動設定しており、変更することはできません。

本プログラムでは、弊社FRAME製品で読み込めるデータファイル(*.$O1)を作成することが可能です。
(FRAMEマネージャ,FRAME(面内),Engineer’s Studio等にて読み込み可能です。FRAME(3D)はサポートしておりません。)
本プログラムで出力した$O1ファイルを弊社FRAME製品で読み込み、FRAME製品にて支点条件や着目点数を変更していただき、断面力を確認することは可能です。
ただし、FRAME製品で変更して算出された断面力を本プログラムに入力して断面照査を行うことはできません。

以下に本プログラムでの$O1ファイルの保存方法、および弊社FRAME製品(例としてFRAMEマネージャ)での読み込み方法を説明します。

■本プログラムでのFRAME製品用データファイル(*.$O1)の出力方法
計算実行後、「ファイル」−「名前を付けて保存」にてデータファイルを保存します。
データファイルを保存したフォルダに拡張子が”$O1”というファイルが作成されます。
 ・「ファイル名称.$O1」→FRAME製品用データファイル

■「FRAMEマネージャ」でのFRAME製品用データファイル(*.$O1)の読み込み方法
メニュー「ファイル」−「開く」にて「ファイルの種類=他製品データ(SI対応版) (*.$O1)」を選択して「ファイル名称.$O1」を読み込んでください。
 

Q1−21.

底版に張出を設けた形状は可能か?
A1−21. 底版への張出の設置には対応しておりません。ご了承ください。
 

Q1−22.

ヤング係数を変更しても、断面力がヤング係数変更前と変わらない
A1−22. ヤング係数を変更した場合、変位に影響が生じます。
部材分布バネを考慮する場合など変位が断面力に関係するケースでは、ヤング係数の変更により断面力値も変わりますが、本プログラムでは部材分布バネは考慮していないため、断面力値は変化しません。
 

Q1−23.

図面作成を行うことは可能か
A1−23. 図面作成には対応しておりません。ご了承ください。
 

Q1−24.

Frameモデルで格点を追加したり、着目点数を変更することは可能か
A1−24. 格点追加、着目点数変更はできません(内部で自動的につけています)。
 

Q1−25.

浮力の検討をする場合の許容安全率の初期値が1.2となっているが出典は?
A1−25. 「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル (財)日本消防設備安全センター、 耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」の計算例(P.165)より、「共同溝設計指針 S61 (社)日本道路協会」P.33を参照し、「安全率Fsは、1.2以上でなければならない」との記述内容より1.2を初期値としています。
 

Q1−26.

「設計条件」画面→「部材端結合タイプ」による断面力計算方法は?
A1−26. 部材結合タイプ選択に応じて以下となります。


■タイプA(頂版、底版:剛結合)の場合

(1) Lx / Ly ≦ 0.4 且つ Lz / Ly ≦ 0.4 の時
   ・鉛直断面(短辺方向)ボックスラーメン
   ・上記に係らない端部側板を四辺固定支持スラブ

   Lx:水平断面の短スパン
   Ly:水平断面の長スパン
   Lz:鉛直断面の鉛直スパン


(2) (1)以外の時
   ・鉛直断面(短辺方向)ボックスラーメン
   上記と以下の何れか一択(「考え方」画面による選択)
   ・鉛直断面(長辺方向)ボックスラーメン
   ・水平断面ボックスラーメン
   ・端部側板の四辺固定支持スラブ
   ・鉛直断面(長辺方向)+水平断面ボックスラーメン


■タイプB(頂版:剛結合,底版:ヒンジ結合)
   ・水平断面ボックスラーメン
   ・頂版:四辺固定支持スラブ、底版:四辺単純支持スラブ


■タイプB(頂版:ヒンジ結合,底版:ヒンジ結合)
   ・水平断面ボックスラーメン
   ・頂版:四辺単純支持スラブ、底版:四辺単純支持スラブ
 

Q1−27.

メインメニュー「オプション」→「動作環境の設定」画面の「バックアップファイルを作成する」とは?
A1−27. 上書き保存時、または指定した保存ファイル名と同名のファイルが存在する場合に、バックアップファイル(*.F9Q~)を作成するかどうかを指定します。
 

Q1−28.

耐震性貯水槽とは何か。
A1−28. 大規模な地震に耐えうる耐震性能を持つ貯水槽となります。
本製品では、地下に埋設された耐震性貯水槽について、常時及び地震時(震度法)による断面計算を行います。

 

Q1−29.

御社がリリースしている「耐震性貯水槽の設計」と「マンホールの設計」では根本的にどのような設計思想の差があるのでしょうか?
A1−29. 「耐震性貯水槽の計算」製品(以降、@)と「マンホールの設計・3D配筋」製品(以降、A)について説明します。

@:耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル(財団法人 日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会)
A:下水道施設の耐震対策指針と解説、下水道施設耐震設計例−管路施設編− ともに(社)日本下水道協会

また地震時検討について
@:震度法
A:応答変位法
と考慮方法が異なります。

弊社HPの両製品について詳しく記載しておりますので併せてご参照ください。
@:https://www.forum8.co.jp/product/uc1/douro/WaterTank.htm
A:https://www.forum8.co.jp/product/uc1/douro/manhole_c.htm


 

Q1−30.

雪荷重を考慮することは可能か。
A1−30. 可能です。「荷重」画面の「死荷重」タブから、雪荷重の入力を行うことができます。


 

Q1−31.

水槽の容量を確認することは可能か?
A1−31. 可能です。「形状」入力画面にハンチの体積を考慮しない場合の容量を表示し、ハンチの体積を考慮した場合の容量を()内に表示しています。


 

Q1−32.

3D図が描画されないのはなぜですか?
A1−32. メイン画面の上部メニューバーから「オプション」-「表示項目の設定」画面より、「描画モード」を設定することが可能です。
こちらの設定を「描画する」に切り替えることで3D図が表示されます。


 

Q1−33.

「設計条件」−「部材端結合タイプ」にある、剛結合とヒンジ結合の違いを教えてほしい。
A1−33. 「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」P.32〜33の内容より、
 剛結合:部材端が一体的に作られている場合
 ヒンジ結合:部材端が一体的に作られていないで、部材間で曲げモーメントは伝達できないが、複合面のせん断力は伝達できる場合
となっております。


 2.荷重

Q2−1.

頂版位置での抵抗土圧強度P'pd1の算出において、計算書の出力式および計算値が「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル(財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」の計算例P.99と合わない
A2−1. P'pd1の算出式は「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル」P.37にも記載されており、同書P.99と式中の符号が異なっておりますが、式の意味合いからP.37が正しいものと考え本プログラムではP.37の式にて算出および出力しています。
 

Q2−2.

満水時・空の状態で荷重ケースを解析できるか?
A2−2. 内水位について常時は満水時と空の状態の2通りを検討します。
地震時は満水時のみ検討します。
 

Q2−3.

「荷重」画面→「地震時」の『その他の補正係数(初期値1.20)』とは何か?
A2−3. 『耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル』(財団法人 日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会)のP.25に設計水平震度Khの算出式について
 Kh=ν1・ν2・ν3・ko
と記述されており、この時のν3が同書P.27に「その他の補正係数」として記述されています。
ここでは「原則的に1.2とする。なお、構造物の構造様式、構造設計法、材料特性、施工方法などを詳細かつ総合的に検討して十分な信頼性が有る場合に限り1.0まで低減することができる」と記述されています。
上記内容より本プログラムは初期値を1.2としておりますが、入力を設けて変更も可能としています。
 

Q2−4.

慣性力の向きは?
A2−4. 「左→右」固定としています。「右→左」には対応していません。
 

Q2−5.

設計水平震度Khおよび設計鉛直震度Kvはどのような扱いとなっているか。
A2−5. 「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル」P.24を参考に、
設計水平震度Kh = 0.288
設計鉛直震度Kv = ±0.144
を初期値としていますが、入力変更も可能としています。
変更を行う場合は「荷重」画面の「地震時」タブにある「設計水平震度」「設計鉛直震度」の値を変更してください。
また、別途設定された地域区分、地盤種別、基準震度から自動計算することも可能です。
「計算」ボタンを押すことで、設定された地域区分、地盤種別、基準震度から「設計水平震度」「設計鉛直震度」を自動で算出します。
 

Q2−6.

ボックスラーメンの計算において、荷重を直角二方向に配分することは可能か?
A2−6. 可能です。
「考え方」画面→「ボックスラーメンの荷重に荷重分配を考慮する」にチェックを付けることで、短スパンと長スパンの比が0.4を超える場合にボックスラーメンの計算において荷重配分を考慮して断面力を算出します。
 

Q2−7.

設計震度の「地域区分」「地盤種別」「基準震度」それぞれの分類の基準と補正係数の設定値を教えてください
A2−7. 設計震度については、「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル(H17.6) (財)日本消防
設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」のP.24〜27に記載されています。
基準震度についてはP.25にko=0.2との記載があり、補正係数については以下のように記載されています。
■地域別補正係数ν1(マニュアルP.26〜27)
 地域区分A:ν1=1.0
     B:ν1=0.85
     C:ν1=0.7
 ※「道路橋示方書・同解説X耐震設計編」(平成8年12月)より

■地盤別補正係数ν2(マニュアルP.27)
 地盤種別により、以下のようになっています。
 1種:ν2=0.9
 2種:ν2=1.0
 3種:ν2=1.1
 4種:ν2=1.2

 地盤種別については、以下のように記載されております。
 ・1種
   (1) 第三紀以前の地盤(以下岩盤と称する)
   (2) 岩盤までの洪積層の厚さが10m未満
 ・2種
   (1) 岩盤までの洪積層の厚さが10m以上
   (2) 岩盤までの沖積層の厚さが10m未満
 ・3種
   沖積層の厚さが25m未満でかつ軟弱層の厚さが5m未満
 ・4種
   上記以外の地盤
 

Q2−8.

自動車荷重を考慮することは可能か?
A2−8. 可能です。「荷重」→「活荷重」画面→「呼称」にて呼称荷重=T-25またはT-20のいずれかを選択してください。
選択したT荷重の後輪のみを支間中央に載荷します。
なお、輪荷重強度や車両占有幅、衝撃係数、接地幅、荷重分布角は任意に設定可能です。
自動車荷重を考慮する場合、常時の検討において頂底版が不利となる場合を想定したCASE-1に輪荷重を載荷し、側壁が不利となる場合を想定したCASE-2では輪荷重を無視します。
 

Q2−9.

常時の静止土圧を変更することは可能ですか
A2−9. 可能です。「考え方」画面に静止土圧係数の入力を設けていますのでこちらでお考えの値を入力してください。
 

Q2−10.

内水圧ありの場合に底版反力算出において内水の重量を含めていないが理由は?
A2−10. 「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル」で内水の重量が含まれておらず、これと同様としています。
上記マニュアルでは含まない理由について特に記載されておりません。
また、上記マニュアルでは底版自重も無視されておりますが、これは「道路土工カルバート工指針 (H.22.3) (社)日本道路協会」P.110や「設計要領第二集カルバート編(H.18.4)NEXCO」P.7に示されておりますように底版自重を考慮してもこれによる底版反力と相殺されるため含めないという考え方によるものと考えます。
内水重量についても同様の考え方を適用しているのではないかと推測します。
 

Q2−11.

「考え方」画面→「浮力の検討」→「地下水位を地盤面とする」とは?
A2−11. 「地下水位を地盤面とする」にチェックが付いてる場合は、浮力に対する検討において「荷重」画面→「死荷重」→「外水位 WH(m)」による地下水位の設定に関わらず、地下水位が地盤面(地表面)にあることを前提として検討します。
 

Q2−12.

自動車荷重を考慮せずに上載荷重を考慮することは可能か?
A2−12. 可能です。
「荷重」→「死荷重」に上載荷重の入力を設けています。
「荷重」→「活荷重」にて自動車荷重の「呼称=載荷しない」選択時に上載荷重を考慮します。
また「自動車荷重無し時の常時CASE-2にも考慮する」のチェックボックスを有効にすることでCASE-2にも同様の上載荷重を載荷可能です。
なお、「荷重」−「活荷重」にも「上載荷重」の入力がありますが、こちらは自動車荷重が有効のとき、貯水槽外の路面上に載荷する荷重となります。
 

Q2−13.

温度荷重は考慮可能か?
A2−13. 温度荷重の考慮には対応しておりません。
 

Q2−14.

常時の静止土圧係数を左右別に設定可能か
A2−14. 静止土圧係数は左右共通としており、別々に設定することはできません。
 

Q2−15.

鉄筋の本数入力に対応しているか
A2−15. ピッチ入力にのみ対応しており、本数入力には対応しておりません。
 

Q2−16.

自動車荷重で前輪も考慮して検討したいが、前輪の考慮は可能か。
A2−16. 活荷重では後輪のみを考慮しており、前輪を考慮することはできません。
 

Q2−17.

内水圧が頂版を下から押すモデル(圧力水)の計算は可能か。
A2−17. 圧力水の作用は対応しておりません。
 

Q2−18.

水位以深の土の単位体積重量の入力が無いが、どのように設定されているのか。
A2−18. 本プログラムでの土の水中の単位体積重量γ’は
 γ’=γsat−γw
  γsat:土の単位重量(飽和)
  γw :水の単位重量
により算出した値を用いています。
 

Q2−19.

上載荷重で10(kN/m2)を設定しているが、自動車荷重(T-20)を考慮すると、計算書では上載荷重が0(kN/m2)となっているのはなぜですか?
A2−19. 本プログラムは、「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」(以下、「手引き」とします)を参考としております。
「手引き」の「5.3 活荷重 (3)上載荷重」(P.21)に
 ----------
 水槽を自動車荷重を考慮しない場所に設定する場合は、あらかじめ予測できない不測荷重として
 10kN/m2の等分布荷重を載荷してよい。
 ----------
との記述があります。
また、「手引き」の自動車荷重を考慮した計算例(P.183〜)でも貯水槽上の上載荷重は考慮されていません。
これらより、自動車荷重を考慮する場合に貯水槽上の上載荷重は考慮していません。
 

Q2−20.

常時と地震時で別の上載荷重を設定することは可能ですか?
A2−20. Ver.1.5.0より上載荷重を
・死荷重
・活荷重
・地震時
の3種類に分けて入力することが可能です。
 

Q2−21.

上載荷重について、常時と地震時で別の値を設定できないでしょうか?
A2−21. 可能です。Ver.1.5.0より、従来まで共通だった上載荷重の入力を、死荷重、活荷重、地震荷重それぞれで別の値を設定できるようにしております。
 

Q2−22.

部材端結合タイプAの時、水平断面ボックスラーメンの側版荷重の取り扱いが選択できるが、部材端結合タイプBではどうなるのか。
A2−22. 「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」P.41に、部材端結合タイプBの水平断面ボックスラーメンの荷重の大きさは深さ方向分布の平均値を用いてよいとの記述があるため、それに従って、側版荷重は平均値を用います。
 
 3.配筋

Q3−1.

配筋の入力において、外側、内側に各々2種類ずつ鉄筋径とピッチが入力できるが、これは何を意味するのか
A3−1. 段に異なる鉄筋径を交互に配筋する場合に用いる入力です。同一鉄筋径を使う場合は1種類だけ入力してください。
 

Q3−2.

「配筋」画面の「平面」の配筋入力は短スパン側壁と長スパン側壁の配筋条件を入力するのでしょうか?
A3−2. ご質問のとおりです。
「配筋」→「平面」画面の画面左に入力ガイド図を表示しており、短スパン方向、長スパン方向の入力にともないガイド図を変更しておりますが、いずれも上から見た平面図となっております。
ガイド図の内容を元に該当する鉄筋の情報をご入力ください。
 

Q3−3.

「配筋」→「平面」画面で入力する鉄筋はどの向きのものか?
A3−3. 「配筋」→「平面」画面のガイド図は、貯水槽を水平に切って上から見たものとなります。
「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル(H17.6) (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」P.177の図面にある「3-3」平面図の鉄筋をご入力いただくものとお考えください。
 4.断面照査

Q4−1.

応力度照査においてハンチの影響を考慮することは可能か?
A4−1. 可能です。
「考え方」画面に曲げ応力度照査、せん断応力度照査それぞれ用の「ハンチの1:3より緩やかな部分を有効とする」スイッチを設けています。
こちらがチェックされている場合に、ハンチの影響を考慮した応力度照査を行います。
 

Q4−2.

曲げに対する断面算定は単鉄筋、複鉄筋それぞれで検討可能か?
A4−2. 現プログラムでは単鉄筋のみ対応しています。
 

Q4−3.

主鉄筋の段落とし計算は可能ですか
A4−3. 申し訳ございませんが、主鉄筋の段落とし計算には対応しておりません。ご了承ください。
 

Q4−4.

貯水槽内に隔壁を設置したモデルは検討可能か
A4−4. 貯水槽内に隔壁を設置したモデルには対応しておりません。ご了承ください。
 

Q4−5.

許容せん断応力度の割り増しはどのような式で計算されているか?
A4−5. 「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」の計算例P.156, P.256にせん断応力度計算の結果表では2d点に対して隅角部の許容値が2倍値であることしか記述されていませんが、P.316に

許容せん断応力度は、図-5.12に示す照査位置(x)に応じて次式で割増(α)する。

 α = 2 - x/(2d) (但し、1≦α≦2.0)

  x:隅角部格点から照査位置までの距離

との記述があり、この内容を元にx=0(隅角部)の時α=2、x=2d(2d点)の時α=1として許容値を算出しています。
なお、P.316に出典元として
・建設省制定 土木構造物標準設計第1巻解説書(社)全日本建設技術協会
と記載されており、昭和61年2月版のP.84〜85に同内容が記載されています。
 

Q4−6.

端部側壁スラブの計算書の「断面計算」の章に出力されているグラフの出典は?
A4−6. グラフの出典は (社)日本建築学会 「鉄筋コンクリート構造計算用資料集 2001(平成14年2月)」の「6章 長方形スラブの応力とたわみ」 です。
 

Q4−7.

せん断応力度の照査位置はどのような設定が可能か
A4−7. @隅角部格点と隅角部格点から有効高×2の位置
A頂版・側壁・底版の内面より部材厚/2の位置
のいずれかが可能です。
なお、「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」の計算例P.156, P.256では@で行われており、本プログラムでも初期値は@としています。
 

Q4−8.

端部側板スラブの照査では常時の計算結果を出してようだが地震時は必要ないのか。
A4−8. 荷重状態については、「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」(P.158)を参考に、側板が最も不利(水平土圧が最大)となる常時のみで行っています。
 

Q4−9.

考え方の「結合条件が半固定になることが考えられる場合」とは何か。また、「部材端:固定支持条件で固定端曲げモーメントを計算」にチェックを入れるのと入れないのとでは何が違うのか。
A4−9. 結合条件が半固定になることが考えられる場合」とは、部材端結合タイプB(底版もしくは頂底版がヒンジ結合)のことを指します。この時のヒンジ結合のスラブについて部材端の断面力の計算方法を選択する項目です。
各断面力の値は、以下のとおりです。
・部材端を固定支持条件とする場合
 ‐部材端の断面力: 四辺固定支持スラブとして計算した値
 ‐支間中央の断面力: 四辺単純支持スラブとして計算した値
・部材端を固定支持条件としない場合
 ‐部材端の断面力: 四辺単純支持スラブとして計算した値
 ‐支間中央の断面力: 四辺単純支持スラブとして計算した値






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